新幹線・鉄道対策特別委員会

4 11月

11月4日新幹線・鉄道対策特別委員会が開かれました。
先日、国土交通省鉄道局次長水嶋智氏から受けた説明に対しての質疑が行われ、
日本共産党から当委員会委員である私が質問をしました。

私は質問の冒頭
「そもそも新幹線を通すための新幹線のはずであったし、高速走行が前提で盛岡以北の
差別的スキームの中で自治体負担が生じ、青森県は重い負担を強いられてきたものです。
それが、貨物列車との共用走行で大きな問題が生じ国の当初の考えの甘さが露呈した格好ではないか」
と指摘し、国土交通省に対し8点の質問をしました。一部をご紹介します。

一、今回示された今後の高速走行のケースでは、共用走行区間での高速化と、青函トンネル区間のみの高速化があるが、最終的にどちらにするのかについて、いつ決めるのか。また、まずは青函トンネル区間での高速走行を実現し、次に共用走行全区間に広げていくという考え方もあると思うがどうか。
・・・6つのパターンがあり、各々のメリットデメリットがあり、幅広い意見を聞いて検討する。

一、今回の共用走行区間における高速化のために要する費用は、全額国が負担すると理解しているがそれで良いか。
・・・レールの削正などJR北海道の業務として行われている。県の負担は想定していない。

一、当面の方針では「平成30年春に、安全性の確保に必要な技術の検証が円滑に進むことを前提として、1日1往復の高速走行の実現を目指す」としていたが、当面の方針を示す際に、今回の軌道整備の必要性などをどのように想定していたのか。また、当初の計画があまかったと言えるのではないか。
・・・開業後の検討で行ってきた保守作業で整備の必要ヶ所の把握ができた面もあり、またJR北海道・JR貨物からの聞き取りでどのくらいの時間を整備に充てることができるかわかった面もあり、初めての技術を駆使しての作業等で難しもある(答弁起こしなどまだで正確ではありません)

一、今回示されたレールの腐食の問題について、国は、漏水の場所や実態をはあくしているのか。また、軌道の腐食はいつごろから把握していたのか。
・・・漏れた海水がたまる場所があり列車走行に際し巻き上げ、レールに付き腐食の原因となっている線路巡回で把握されていた。

一、腐食しているレールで、現在の列車に影響はないのか。また、漏水を防ぐことはできないのか。
・・・140キロ走行に支障はない。

一、貨物列車のダイヤ調整や船便など代替手段による輸送を行うことで、より長い保守作業時間を確保し、高速走行実現の時期を前倒しすべきと考えるがどうか。

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