8月23日から25日まで上北・三八地区、岩手県調査の調査が行われました。
調査内容は以下の通りです。
<23日>
①十和田おいらせ農協(七戸町)のトマト選果設備の導入及び稼働状況について
3日後に東京の市場に出回るときには赤くなるのだそうです。
②低温と日照不足に伴う水稲の生育状況について十和田市の米田一典氏圃場を視察
③上北地域県民局地域農林水産部にて管内概況説明聞く
④十和田おいらせ農協(ももいし野菜センター)でだいこんの共選出荷体制の取組について
農家の高齢化などで大根の植えつけまではできても掘り起し・出荷ができない人たちのこうした作業を受託しているのだそうです。
⑤三八地域県民局地域農林水産部にて管内概況の説明を受ける
24日
⑥新郷村木の駅プロジェクト事業及び関連施設の視察
ここが木の駅です。
森林所有者が未利用残材を木の駅まで運び三八地方森林組合がまきの製造販売を行います。
未利用残材の代金は郷やま券として支払われ、その券は地域の商店で利用できるのだそうです。
木の駅で薪にされたものを村の経営する新郷温泉館に運ばれボイラーでたきつけに利用される。その他、一般家庭や農業ハウスでもまきが使われます。
⑦八戸の木村農園の震災から復興したいちご圃場の状況及び花きの導入について
水をかけて塩を抜く作業が何回も続き今ではトルコキキョウと別の所のハウスでイチゴをつくっているそうです。津波の直後三沢の米兵たちが多数応援に来てくれて砂や泥を片づける作業を手伝ってくれたのだそうです。津波直後の様子からDVDにまとめているものを視聴しながら説明を受けました。
⑧南部町の相内亭農園のももの生産状況及びJA八戸桃専門部の取組について
25日
⑨岩手県林業技術センターで「岩手県における木質バイオマス普及の取組について及び、当センターで実証実験をしているチップボイラーの状況について
ボイラーは2台用意されているが1台だけでセンター内の全暖房を供給できるのだそうです。チップボイラーは温水プールや福祉施設などならば、初期投資を10年で元が取れるとおっしゃっていたのが印象的です。岩手県のバイオマス普及の取組には大変感銘を受けました。
⑩岩手県庁にて「松くい虫に係る被害状況及び今後の対応について」「いわての森林づくり県民税」を活用した森林づくりについての説明を受けました。松くい虫の被害範囲の大きさに驚きました。