11月23日青森市アピオあおもりで~こどものいじめ自殺事件から「学校」を考える~
シンポジウムが開かれ参加しました。
シンポジスとは
① いじめを苦に自殺した自分の子どもの遺書にあった「学校からいじめをなくしてほしい」という願いにこたえ、様々な活動をしている保護者の葛西さん
② 中学校の養護教諭として、子どもの不安や悩みを抱えた子供たちと35年にわたり向き合ってきた田端さん
③ 私立高校に通う子どもたちと生活する中で、彼らの「中学時代」と「今の思い」うぃ聴き取ってきた教諭の蒔苗さん
④ 不登校になった自分の子どもと一緒に、「学校」と向き合ってきた保護者の山田さんでした。
民主教育をすすめる青森県民連合事務局の一戸義規氏が基調報告とコーディネーターをされました。
会場からの意見の中に、「浪岡中学校を卒業した友人がカースト制のようなものがあったと言っているのを聞いた。今はどうなのか」との問いに葛西さんは「A軍B軍というようなものがあるときいた」と答えていました。何ということか差別と選別の教育がこんな教育の現場をつくり出しているのかと唖然としました。
わが子を自殺でなくした葛西さんが、いじめをした子どもたちは受験期をこれから迎え、いじめ問題調査委員会等の聞き取りなど大変かもしれないが、子どもの命がなくなったその重みをしっかり受け止め対応してほしい・・・・と言うようなこともおっしゃっていました。
親御さんの気持ちとしては当然かもしれない。
コーディネーターの一戸先生が「子どもたちはいじめられる可能性もいじめる側になる可能性も両方持っているのだ。だから丸ごとこの教育を変えていかなくてはならない。」(正確ではありませんが)というようなことをおっしゃっていました。本当にそうだと思います。いまこそ真に一人一人が楽しく学べる学校にしていかなくては、同じことが繰り返されるような気がします。