2010.4.21: 平成22年度建設委員会 抜粋 本文(質疑1)
○開 会  午前11時02分

◯森内委員長
 ただいまから建設委員会を開きます。
 慣例により会議の記録署名委員を指名いたします。畠山委員、安藤委員にお願いをいたします。
 本日の審査案件は、特定付託案件であります。
 これより審査を行いますが、組織会後、初めての委員会でありますので、委員、担当書記及び執行部の紹介を行います。
 委員長を仰せつかりました森内之保留でございます。県政発展のため、皆様とともに、この委員会をスムーズな運営に持っていくというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、各委員の自己紹介をお願いいたします。
◯安藤委員
 弘前選出の安藤晴美です。よろしくお願いします。
◯安藤委員
 私からは4点お聞きいたします。
 最初に、県が管理する道路の防雪柵建込収納について伺います。
 私も国道7号線を毎日利用させていただきまして、冬場もずっと使っているわけですが、最近の雪の状況といいますのは、ことしも4月に入ってからも結構ふぶいたときもありまして、防雪柵をもう畳んでしまってから結構な吹雪が発生するなんてこともありまして、どんなふうに、この防雪柵の管理をしているのかなと思いながら、いつも道路を利用してきました。そういうことも感じながら、いつも道路を通行していたわけですが、先日、国交省、県内で初の試みということで、防雪柵を撤去しませんということで、道路予算をこのことによって、約2,000万円を浮かせるという、この新聞の記事も見まして、改めて違う角度から、この防雪柵について問題意識を持ったものですから、質問させていただきます。
 平成21年度の防雪柵の建込収納延長及び事業費について、最初に伺いたいと思います。
◯三上道路課長
 平成21年度の防雪柵建込収納延長は約270キロメートルであり、これに要した費用は約4億円となっております。
◯安藤委員
 建込収納というもので4億円というお金がかかっているということで、改めてたくさんの費用を要しているのだなというふうに実感します。
 それで、国が行っているような収納しないという考え方というのが県においてはあるのかどうか、防雪柵を春季に収納しないという考え方はあるのかどうか伺いたいと思います。
◯三上道路課長
 国では、建込収納にかかる費用を削減するために、区間を決めて防雪柵を収納しない実験を行っていると聞いております。県としては、風による影響や日影が作物に与える影響、それから景観に与える影響等を考慮する必要があることから、国の実験結果や他県の状況を注視してまいりたいと思っております。
◯安藤委員
 そうしますと、国の実験結果、あるいは他県の様子のいかんによっては県においても収納しないということを、そういう方向性を探るということもあり得るというとらえ方でよろしいのでしょうか。
◯三上道路課長
 そのとおりで、国の実験結果等を見ながら、検討すべきことがあれば検討していきたいと思っております。
◯安藤委員
 新しく防雪柵を設置するための条件はどのようになっているのか伺います。
◯三上道路課長
 新しく防雪柵を設置する主な条件としては、次の2点となっております。
 第1点目としては、道路防災点検箇所において、地吹雪対策必要箇所であること、それから地吹雪による視界障害や吹きだまりの発生で現実に交通に支障を来していること、それから2点目といたしましては、防雪柵が設置できるスペースがあること、それから防雪柵の設置により、その効果が期待できること、以上の2点が主な条件となっております。
◯安藤委員
 今の2つの条件に値するかどうかということについての検証というのを行う必要があるんだと思うんですけれども、例えば地域の方、あるいはドライバーの方から、そういう要望が出て、予算化しようということを決めるまで、1年とか2年とか、今言われたような2つの条件に値するかどうかという調査、検証というものをどのくらいの期間、行っているのでしょうか。
◯三上道路課長
 現地の状況によって、調査の期間も若干前後するかと思いますが、現地を調査して、必要があれば1年ぐらいで決めるということもあるかと思います。現地の状況で1年とか2年とか、それは伸び縮みがあるというふうに理解しております。
◯安藤委員
 今年度の防雪柵の新規設置予定箇所について伺います。
◯三上道路課長
 今年度、防雪柵を設置するのは合計11カ所ございますので、代表的なところをお話ししたいと思いますが、まず、弘前柏線の弘前市町田から中崎地区、これが延長553メートルございます。それから、同じ弘前柏線の弘前市三世寺ということで2カ所、そのほかとして9カ所、合計約3キロメートルを設置する予定としております。
◯安藤委員
 今、最初にお答えいただいた柏線の字平野という箇所について、私もかなり前に要望を受けまして、県のほうにもお願いしていた箇所でした。残念ながら、1年、2年という短期じゃなくて、もう少し長い年月がかかってしまったわけですが、大きな事故があったということは聞いてないので、よかったなと思っていますが、道路の利用者、あるいは地域の方たちの要望があった際には、ぜひ迅速に調査をして、取り組んでいただきたいというふうに思っております。