2010.4.21: 平成22年度建設委員会 抜粋 本文(質疑3)
 それから、3つ目の質問になりますが、県が管理する橋梁の耐震対策について伺います。
 耐震対策が必要な橋梁はどのような考え方に基づいているのか伺います。
◯三上道路課長
 県では、平成7年の阪神淡路大震災を契機に、平成7年5月、当時の建設省から通知がありました「橋、高架の道路等の新設及び補強に係る当面の措置について」という、こういう通知に基づきまして、平成8年から平成16年までの期間、橋桁の落橋を防ぐための落橋防止システムの設置などを行ってきたところです。
 その後は、平成17年6月に国土交通省から指導があった「緊急輸送道路の橋梁耐震補強3箇年プログラム」、これに示された基準であります昭和55年度の道路橋示方書より古い基準を適用した橋梁、これを対象として選定いたしまして、橋脚補強や落橋防止システムの設置などの対策を実施しているところです。
◯安藤委員
 今、言われました橋梁耐震補強3箇年プログラムに沿っての補強工事が行われているということですけれども、県が管理する橋梁の耐震対策の進捗状況について伺います。
◯三上道路課長
 県が管理する長さ15メートル以上の橋梁779橋ございますが、そのうち耐震対策が必要な橋は324橋となっております。このうち、平成21年度までに312橋の耐震対策を完了しておりまして、その進捗率は96%となっております。
 橋梁の耐震対策は緊急かつ必要性の高い事業と考えられることから、これまでも優先的に実施してきたところであり、残る12橋につきましても積極的に対応してまいりたいと考えております。
◯安藤委員
 残る12橋を積極的に進めるということですが、おおむね何年くらいのうちに完了する予定でしょうか。
◯森内委員長
 明確にできない場合は後でもいいですよ。安藤委員のほうに報告していただければ。
◯三上道路課長
 ちょっと今、詳しいデータを持っておりませんので、改めてまた後でご報告いたします。
◯森内委員長
 よろしいですか。
◯安藤委員
 はい。
 いつどういう地震があるかわかりませんので、緊急を要する橋だと思いますので、なるだけ早いうちに100%の工事を終えるように要望したいと思います。
 そして、今年度の耐震対策の工事予定箇所について伺いたいと思います。
◯三上道路課長
 今年度の耐震対策の工事予定箇所でございますが、3カ所ございます。1つ目が国道102号の黒石市の二庄内橋、2つ目が一般県道前坂藤崎線の弘前市の安東橋、3つ目が一般県道七戸十和田湖線の十和田市の法量橋、以上3橋で耐震対策を実施する予定としております。
◯安藤委員
 私が質問したから安東橋ということかどうかわかりませんが、わかりました。
 それで、こうした工事についてですけれども、地元の建設会社が施工しているものなのかどうか伺います。
◯三上道路課長
 耐震対策の工事はすべて地元の施工業者が施工しているところです。
◯安藤委員
 地元に仕事をという意味では、大変有意義なことでもありますし、今後もそういう姿勢で取り組んでいただきたいというふうに思います。