2010.5.21: 平成22年度建設委員会 抜粋 本文(質疑5)
 最後の質問に移ります。青森空港の計器着陸装置カテゴリーIIIについて伺います。平成19年3月の供用開始から3年が経過しているわけですが、これまでの整備効果について伺います。
◯木浪港湾空港課長
 青森空港における計器着陸装置等の高カテゴリー化、いわゆるCAT−IIIというふうに言われていますけれども、春から夏にかけて多発する濃霧による欠航の改善を図るため、平成15年度から整備を進め、平成19年3月15日に供用開始しております。
 実際の整備効果については、供用開始前5カ年平均で、濃霧による欠航が約130便あり、整備により約10分の1に減るものと想定しておりましたが、供用開始後は濃霧による欠航がゼロということで、大きな効果を発現しております。
 以上です。
◯安藤委員
 10分の1だろうと言っていたのがゼロになったということは、非常にその効果が着実に上がる大変すばらしいものだということを改めて私も知りました。
 それで、こうしたすばらしいものを設置したということについて、否定するものではありませんが、ちなみにその設置費用と、そのための県の負担はどのくらいだったのか、伺いたいと思います。
◯木浪港湾空港課長
 当時の金額ですけれども、約31億円かかっております。このうち、国直轄が6億円で、県施行分が25億円となっております。
 以上です。
◯安藤委員
 空港にとって、空港を利用する者にとって、欠航をほんとに少なくするというのは、利用を高める上で最低条件なわけで、今回のCAT−IIIによって、濃霧の場合には欠航せずに済むという対応になったわけですが、強風などということに対しては、そうもいかないというふうに思いますが、今後も欠航率の少ない安全な空港として対応をしていただきたいというふうに御要望して、終わります。