2010.7.21: 平成22年度建設委員会 抜粋 本文(質疑4)
 あともう一点、最後の質問に移ります。
 主要地方道、弘前環状線弘前市撫牛子4丁目交差点から田舎館方面への交通安全対策について伺います。当該箇所の道路拡幅と歩道整備の見通しについて伺います。
 実はここの点について、住民の方から切実な要望が出されております。現状について、このように書かれています。
 近年、自動車の激増によって、道路を歩くことは危険きわまりない状況に陥っている。県道である本道路においても例外でない。特に朝の出勤・登校時間帯は渋滞が著しく、常盤や川部、豊蒔方面から弘前市内に入ってくる車で渋滞し、平川にかかる豊平橋のほうまでのろのろ運転の状態となっている。しかも本道路には定期バス運行道路にもかかわらず歩道がなく、幅員も約5.5メートルそこそこ、また、道路は直線でなく、カーブがかっているため見通しが悪く、高齢者は道路を横切って向かいの家に行くことも容易ではない現状にある。早くこのことを解消してもらいたいと念願している。特に冬場になると、ひどいときは道がU字型となり、滑って歩けなくなってしまうという、こういう深刻な状況だと訴えられています。
 そういう状況ですので、早い道路拡幅と歩道整備が必要だと思いますが、その見通しについて伺いたいと思います。
◯三上道路課長
 道路の拡幅や歩道整備に際しましては、交通量、それから歩行者の利用状況、地元の協力体制などを勘案しまして、優先度の高いものから整備を進めているところです。
 この箇所の整備につきましては、まず地域の方々の御協力が必要不可欠なことから、地元弘前市とともに状況把握を行いまして、地元の協力体制も含めた整備の可能性について検討してまいりたいと考えております。
◯安藤委員
 弘前市とも協力しながら状況把握ということですけれども、ぜひ一日も早くそれが実現できるように、地元の方の協力も仰いで、道路の拡幅が実現できるように力を入れていただきたいというふうに思います。
 一応県の認識としては、優先的にここはもう整備が必要だという認識ではあるということでよろしいでしょうか。その確認をさせていただきます。
◯三上道路課長
 優先度って、地域の、弘前市からの、市内でもいろんなところを抱えていますので、弘前市からの要望を受けたものを優先順位と考えておりますので、残念ながらここはまだ弘前市の要望は上がっていませんので、県として、まだ優先度は高くないというふうにとらえていますが、その辺、弘前市と協議しながら、本当のところを聞いて、地域の協力体制等も含めてもう一度弘前市と確認をとって、その優先度について再検討したいというふうに考えています。
◯安藤委員
 地元の方たちの切実な要望ですので、弘前市に対しても声をこれからもっと上げていただくようにもお話ししたいと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 そして、この道路の件なんですが、当面の対策として、地元の方の要望なんですが、用水路がちょうど道路に走っているんです。その用水路に冬場だけ、冬場だけということないんです、冬場に雪を捨てさせてもらえると、狭い道路に両端雪がかなりたまる状態なので、そこに捨てさせてもらいたいという要望も出されています。そこで、当面の対策として冬期間の既存側溝への排雪について伺いたいと思います。
◯三上道路課長
 この地区に隣接する路線に、既存側溝に融雪溝のふたがつけられておるようですが、このふたにつきましては、融雪溝として整備されたものではないという事情があります。現状で委員おっしゃるところの側溝に雪を捨てた場合には、用水路として使用されているところもありますので、そこに雪が詰まって水があふれることも予想されますので、冬期間の水量ですとか下流の状況、その辺を調査しまして、投雪が可能かどうか検討してまいりたいと考えております。
◯安藤委員
 聞いた話によりますと、そこにつながる、今お話にあったように、県道沿いで、既に雪を捨てるような取り組みがされていまして、そこではうまくいっているというお話ですし、それから、今要望を出されているところについても、冬場、幾分水がたまっているような状況で、これを有効活用させてもらえればというふうなことですので、ことしの冬よく調査してということですので、十分住民の方の御意向も聞いていただきながら調査を進めて、でき得るならば住民の方の要望に沿っていただければと思いますので、よろしくお願いします。
 以上で終わります。