2010.8.20: 平成22年度建設委員会 抜粋 本文(質疑2)
◯安藤委員
 それでは、次の質問に移ります。
 大鰐浪岡線平川市吹上地区の整備計画についてお伺いします。
 地元の市民の方から相談を受けました。大変、道路幅が狭く、通学路でもあるために、一日も早い整備をという要望が出されました。そういう関係で今回の質問をさせていただきます。
◯三上道路課長
 御質問の大鰐浪岡線平川市の吹上地区につきましては、人家連檐部でもあり、道路の整備手法や費用対効果などを検討しなければならない課題が多いと認識しております。
 この地区の周辺では、これまでも吹上から大坊地区のバイパスや乳井バイパスの供用により交通の状況が変化しております。今後、吹上から大坊バイパスの先線である石川大橋の供用が予定されておりますので、さらに交通の状況の変化があると想定されております。この区間の整備につきましては、これら周辺道路の整備効果などを踏まえ、交通状況の変化を見た上で検討したいと考えております。
 以上です。
◯安藤委員
 道路の交通環境が変わってきているということであるんですが、石川大橋の周辺の整備が完了すれば、環状線というのができ上がるということはわかるんですが、そうしましたら、石川大橋付近の工事の完了というのは、いつごろを目指しているんでしょうか。
◯三上道路課長
 石川大橋につきましては、年度中(後刻「年内」と訂正)の供用ということで予定しています。
◯安藤委員
 今年度内にでき上がるということで、車の流れがこの吹上地区に行く車の台数は減っていくだろうというふうなこともあり得るかというふうには思います。しかし、この吹上地区とつながっている、先ほども説明にありました弘前市の乳井、薬師堂の方面については、既にバイパスができていて、非常に住民の方たちの利便性というか、交通の安全性については確保されているということで、本当に隣り合わせのところで、そちらの吹上地区についてはまだそのままだということもあって、吹上地区のほうも、自分たちのほうのバイパスもでき上がるだろうというふうな期待感もあるというふうにも聞いています。ですから、ぜひ地元の方たちにこうした道路上の県の考え方、そして吹上地区の道路の安全性についてということについての住民への説明を十分行うということが必要だと思うんです。今、先ほどお話にありました環状線というものができ上がって、道路事情をよく勘案した上で、この吹上地区の安全対策ということも、本当に必要なのか、必要なくなるだけの台数も、減少が生まれてくるのかということも踏まえてのことだと思いますので、ぜひ地元の方へのそうした説明を行っていただきたいというふうに思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
◯三上道路課長
 確かに現地を見ますと、乳井バイパスと比較して、非常に道路環境としては悪いなということは承知しておりますので、住民への説明の前に、まずは役場のほうといろいろ協議しまして、バイパスがいいのか、現道拡幅がいいのか、歩道をまた別ルートでつくるのがいいのか、こういういろいろな手法があると思いますので、その辺をまず役場と協議しながら、必要があれば住民の方々にも県の考え等を説明していきたいと考えております。まずは役場と協議したいと。
 それから、先ほどの石川大橋のお話、訂正させていただきます。年度内と申し上げましたが、年内ということで、12月までには供用ということで訂正いたします。(「委員長、関連」と呼ぶ者あり)
◯森内委員長
 長尾委員。
◯長尾委員
 今、吹上バイパスの話を安藤先生からしていただきまして、地元の者としては、非常にうれしい限りであります。
 今、課長の説明のあった、例えば現道を拡幅したほうがいいのか、歩道を設けたらいいのか、あるいはバイパスがいいのかというような話ですが、現状を見ればわかるとおり、あれを拡幅したり、歩道をつけたら、とても莫大な費用がかかります。もともと大鰐浪岡線というのは、その名が示すとおり、大鰐に向かっていくというふうな認識を地元の人はしていたんです。それがいつの間にか弘前の外環状というふうなことで、アップルロードにつなぐというふうな形に変わって、今、石川大橋ができるようになりました。これは、それはそれでいいんですが、その吹上間というのは、あそこは通学路でもあって、特に冬期間は子供たちが危険な目にさらされているということで、ずっと私は町の議員のときから要望してきた経緯がありまして、それが回った時点で、本来であれば、吹上のほうから進むのかなと思ったら、大鰐の鯖石のほうから、八幡館から薬師堂のほうへ進んできた、そういう経緯があります。今回の平川市の重点要望の中にも入っておりまして、部長からの答弁もありましたが、課長の認識が、いろいろな手法があると言いましたが、やっぱり費用の面を考えると、バイパスしかないんですよ。薬師堂の高速のガードを過ぎたあたりから、今の大鰐浪岡線のところへ向かっていくしか、そのほうが一番安上がりで、しかも通学路を考慮すると、そっちのほうが一番いい形になると思うんで、これは住民の説明という、今までも住民たちからずっと市も、当時は平賀町ですが、町も要望を受けて、ずっと、これは今は平川市の重点要望ですが、その前は南黒地区の要望の中に入って、ずっとそういうふうな経緯がありますので、その辺のところを考慮しながら、ぜひとも積極的に、これは進めないと、子供たちの安全、安心というのが一番大事なことですので、進めていただきたいなというふうに思いまして、一応、関連して、意見と要望を述べさせていただきました。
 以上です。
◯安藤委員
 今の道路については、私も現場を見てきまして、近くに学校もあり、非常に道幅が狭く、大変な状況だということはよく見てきておりますので、ぜひ安全性が確保できるように対策を講じていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。