2010.10.04: 平成22年度建設委員会 抜粋 本文(質疑5)
◯安藤委員
 次に、議案第12号「工事の請負契約の一部変更の件」について、夏泊公園線地方道路交付金工事の変更内容について、お伺いします。
◯三上道路課長
 夏泊公園線地方道路交付金(道路改築)工事は、(仮称)茂浦トンネルの掘削工事及び本体工事を行うものであり、当初の請負代金額は10億5,603万7,500円で、工期は平成20年12月13日から22年10月31日までとなっております。
 今回、掘削箇所の地質が当初想定していたものよりも良好なものであったなどのことから、工事費の縮減が図られ、約900万円の減額が見込まれたものです。
 このことから、請負代金を10億4,709万450円に変更するものです。
◯安藤委員
 そのような掘削にかかる費用について、事前に調査されていたものかと思うんですが、減額になったものなので、よしとしなければいけないとは思いますが、その辺の事前の調査について、どのような状況だったのか、伺いたいと思います。
◯三上道路課長
 トンネルを掘るとき、当然、事前の地質調査、箇所を決めてボーリング調査やります。その箇所について何カ所やったかというのは手元にございませんが、当然、地質調査をして、設計をして、発注するんですけれども、やはりトンネルというのはどうしても掘ってみないと、全体の地質をつかんでいるわけではないので、掘ってみないとわからないということ、これは全国的に同じように、掘って、実績の地質によって変更するというのが、通常のトンネルの発注になっております。
◯安藤委員
 次に、議案第13号「工事の請負契約の一部変更の件」について、内環状線(石江工区)道路改築事業奥羽本線新青森─青森間こ道橋工事の変更内容について、お伺いします。
◯今都市計画課長
 まず、事業の目的でございますけれども、この内環状線の石江工区は、青森市の南西部地域から新青森駅へのアクセス性の向上を図る目的で進めているものでございます。
 本工事は、JR奥羽本線の下を通る立体交差部の工事を行うもので、県と東日本旅客鉄道株式会社が協定を結び、進めております。
 工事の内容といたしましては、線路下の地盤に鋼製の四角い、大きな四角い管(エレメント)を牽引しながら掘進いたしまして、エレメントの継ぎ手と中詰めコンクリートの充てんによりまして構造体として一体化し、延長約65メートルのトンネルをつくるものであります。
 この牽引後、エレメントの中に土砂が残りますので、この土砂を取り除く必要があります。
 主な変更内容ですが、当初、このエレメントの土砂を人力によって掘削するということにしておりましたけれども、地盤状況が想定していたものよりも良好であったということから、作業効率のよい機械による掘削が可能となりまして、これによって工事費の縮減が図られ、約12億円の減額が見込まれました。
 このことから、請負代金38億1,000万円を26億571万8,000円に変更するものであります。
◯安藤委員
 こちらのトンネルのほうも、やはり掘ってみて初めてその地質の状況がわかったということにかかわる変更内容ということですので、理解しました。