2010.12.03: 平成22年度建設委員会 抜粋 本文(質疑1)
○開 会  午前11時00分

◯森内委員長
 ただいまから建設委員会を開きます。
 慣例により会議の記録署名委員を指名いたします。神山委員、畠山委員にお願いをいたします。
 本日の審査案件は本会議から付託されました議案9件、請願1件及び所管事項であります。審査の順序は初めに議案について、次に請願について、その後所管事項について行います。
 なお、本日、三上道路課長は欠席となっております。
 それでは、提出議案について執行部の説明を求めます。──竹内県土整備部長。
◯竹内県土整備部長
 今定例会に提出されました諸議案のうち、県土整備部所管に係るものについて、その概要を御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと存じます。
 既に御議決を賜りました議案を除き、1ページ9行目から御説明申し上げます。まず、議案第14号「平成22年度青森県一般会計補正予算(第5号)案」についてでありますが、県土整備部関係の補正予算額は1,101万円であり、これと議案第1号「平成22年度青森県一般会計補正予算(第4号)案」の県土整備部関係の補正予算案を既決予算と合計いたしますと、840億7,124万3,000円となります。一般会計補正予算第5号案の財源といたしましては、繰入金420万1,000円、諸収入2,616万8,000円、県債減額2,100万円、一般財源164万1,000円となっております。
 次に、歳出予算に計上されました主なるものについて、事業ごとに御説明申し上げます。道路事業関係のうち、道路維持費減額1,670万4,000円は、国道280号外ヶ浜町蟹田橋などの橋梁補修事業に要する経費を補正したものであります。
 河川・砂防・海岸事業関係のうち、河川改良費1,504万2,000円は、大鰐町平川の広域河川改修事業に要する経費を補正したものであります。
 港湾事業のうち、港湾管理費737万3,000円は、緊急雇用創出対策事業に要する経費を補正したものであります。
 建築住宅事業関係のうち、住宅建設費620万1,000円は、五所川原市の広田団地の受水槽の改善工事に要する経費を補正したものであります。
 以上のほか、債務負担行為として、「平成22年度国道338号道路改築事業(仮称泊白糠トンネル)工事代金」及び「平成22年度内環状線(石江工区道路)道路改築事業工事代金」を設定しております。さらに、県費単独事業の早期発注により、道路等の適正な維持管理を図るとともに、工期の確保や工事施工の平準化を図るため、道路、河川、海岸、砂防及び急傾斜地対策事業について、合わせて20億円を設定いたしております。
 議案第16号「平成22年度青森県下水道事業特別会計補正予算(第2号)案」についてでありますが、「岩木川流域下水道管理委託代金」、「馬淵川流域下水道管理委託代金」及び「十和田湖特定環境保全公共下水道管理委託代金」について、債務負担行為を設定したものであります。
 次に、条例改正等について御説明申し上げます。
 議案第21号「青森県港湾管理条例の一部を改正する条例案」についてでありますが、これは八戸港のアンローダの廃止に伴う所要の整理を行うため提案するものであります。
 議案第23号「工事の請負契約の一部変更の件」についてでありますが、これは、国道338号道路改良(泊・白糠トンネル)工事について、工事内容の変更による請負代金の変更をするため提案するものであります。
 議案第28号、議案第29号及び議案第30号の「公の施設の指定管理者の指定の件」についてでありますが、これは岩木川流域下水道、馬淵川流域下水道及び十和田湖特定環境保全公共下水道の指定管理者を指定するため提案するものであります。
 議案第31号「市町村に負担させる金額の決定の件」についてでありますが、これは、平成22年度において県が行う急傾斜地、港湾、都市計画及び下水道に係る事業に要する経費について、市町村に負担させる金額を定めるため提案するものであります。
 続いて、追加提案されました議案について御説明申し上げます。
 議案第33号「平成22年度青森県一般会計補正予算(第6号)案」についてでありますが、国の「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」を実施するための補正予算に伴い、公共事業関係費について、国からの追加割り当てが見込まれることから、これに係る所要の予算措置を講ずることとしたものであります。
 県土整備部関係の補正予算額は、37億9,003万1,000円であり、これと今定例会に既に提出しております補正予算額を既決予算と合計いたしますと、878億6,127万4,000円となります。
 その財源といたしましては、分担金及び負担金6,665万1,000円、国庫支出金17億6,198万8,000円、県債19億4,900万円、一般財源1,239万2,000円となっております。
 次に、歳出予算に計上されました主なるものについて、事業ごとに御説明申し上げます。
 道路事業関係のうち、道路維持費7億5,039万円は国道279号などの舗装補修に要する経費等を補正したものであります。
 道路新設改良費9億1,483万2,000円は、小友板柳停車場線などの道路改良に要する経費等を補正したものであります。
 積寒地域道路事業費3億3,304万4,000円は、国道280号などの融雪溝の整備に要する経費等を補正したものであります。
 道路国直轄事業負担金1億4,795万円は、国が直接施行する上北道路などの道路事業への県負担金を補正したものであります。
 河川・砂防・海岸事業関係のうち、河川改良費5億1,517万8,000円は、五所川原市十川などの広域河川改修事業に要する経費等を補正したものであります。
 砂防費1億6,131万9,000円は、弘前市石切沢などの砂防事業に要する経費を補正したものであります。
 海岸保全費4億1,630万6,000円は、三沢市三沢海岸などの海岸侵食対策事業に要する経費等を補正したものであります。
 河川海岸国直轄事業負担金2億6,134万6,000円は、国が直接施行する岩木川の河川事業への県負担金を補正したものであります。
 港湾事業関係のうち、港湾建設費6,704万6,000円は、青森港の港湾緑地の整備等に要する経費を補正したものであります。
 港湾国直轄事業負担金1億8,100万円は、国が直接施行する八戸港の港湾事業への県負担金を補正したものであります。
 都市計画事業関係のうち、街路事業費4,162万円は、八戸市の白銀市川環状線(中居林工区)の整備に要する経費等を補正したものであります。
 また、債務負担行為として、「平成22年度国道改築事業費」を設定しております。
 以上をもちまして、県土整備部所管に係る提出議案について、その概要を御説明申し上げましたが、何とぞ御審議くださるようお願いを申し上げます。
◯森内委員長
 ほかに質疑はありませんか。──安藤委員。
◯安藤委員
 議案第21号「青森県港湾管理条例の一部を改正する条例案」について、八戸港に設置しているアンローダの廃止の経緯についてお伺いします。
◯木浪港湾空港課長
 八戸港八太郎1号埠頭の荷役機械──アンローダというんですけれども──は、昭和52年4月の供用開始以来、主にニッケル等鉱産品の荷役用として使用されてまいりました。しかし、荷役クレーンを装備した船舶が寄港するようになったこと、荷役業者が荷役作業の効率化を図るため複数の自社トラッククレーンを配置したこと等により需要が減少したことから、荷役業者等関係者と協議の上、廃止することとしたものであります。
◯安藤委員
 関係業者の方々とも十分な協議の上ということだというふうに理解しました。そこで、現在、八戸港八太郎1号埠頭における現在の取扱貨物はどういうものなのか伺います。
◯木浪港湾空港課長
 現在、八太郎1号埠頭において取り扱っている主な品目ですけれども、まず石炭が主で、その他に金属鉱、コークス等の貨物を取り扱っております。
◯安藤委員
 この件につきましては了解をいたしました。