2010.12.03: 平成22年度建設委員会 抜粋 本文(質疑4)
◯安藤委員
 最初の質問は、青森市内の合子沢の河川改修について伺います。合子沢川の河川改修の今後の見通しについて伺いたいと思います。
◯加藤河川砂防課長
 合子沢川では堤川流域下水対策河川事業の一環として、昭和59年度から河川改修事業に着手しております。当該改修区間は横内川合流点から主要地方道青森環状野内線の神田橋までの約1.1キロメートルとなっておりますが、既に下流側から約850メートルの整備が完了しております。現在、神田橋下流約250メートルの残工事区間について来年度から着工できるように準備をしているところです。今後とも早期に完成し、地域の安全、安心が図れるよう整備促進に努めてまいります。
◯安藤委員
 この改修に向けての用地買収についてはどのような状況なんでしょうか。
◯加藤河川砂防課長
 神田橋付近の用地につきましては、当該近隣の開発等も予想されたことから、平成4年から平成9年にかけて集中的に取得しております。合子沢川の工事は下流端となる横内川合流点から他工区との進捗度を勘案しながら、順次実施してきましたが、来年度から残りの250メートル区間に着工できるように準備を進めているところでございます。
◯安藤委員
 実は、その用地買収は既に済んだものの、川の整備があと250メートル残っているということで、この事業が住民に示されてから用地買収も済み、それでそのまま住民に対しては何の説明もないものですから、いつ用地買収された部分の川の改修がされるのかという住民の方からの問い合わせなどがありました。
 次の質問に移るんですが、神田橋付近の取得済み用地に繁茂している草木の処理について伺いたいと思います。実は、その取得された土地がずっと整備もされないまま草木が生い茂って、安全的にも大変危険な状況だというふうな指摘があります。住民に対する説明とあわせて、このような買収している土地の管理についてもしっかりとやっていく必要があるというふうに考えています。
 それでは、その草木の処理についてどのように考えているのか伺います。
◯加藤河川砂防課長
 まず、河川全体の話でございますけれども、県管理河川につきましては、改修事業の有無にかかわらず定期的な河川巡視により河川の状況を把握するとともに、地元の要望等を考慮しながら、主に治水機能を確保するため雑木伐採等の維持管理業務を実施しております。
 ご指摘の箇所でございますけれども、合子沢川の改修事業区間の上流端右岸側に位置しており、過日一部の雑木伐採を実施してございます。残りの部分につきましても、今後、現地の詳細な状況を調査の上、対応してまいりたいと考えております。
◯安藤委員
 やはりこうした事業は住民の理解があって進むことができるものですので、十分住民の声に耳を傾けて実施を進めていただきたいというふうに思います。