2010.12.03: 平成22年度建設委員会 抜粋 本文(質疑5)
 次の質問です。今度は弘前の道路の問題ですが、3・3・7号弘前黒石線と県道石川土手町線弘前市富田3丁目の交差点についてです。3・3・7号弘前黒石線と県道石川土手町線弘前市富田3丁目の交差点の安全対策について、県の考えを伺いたいと思います。
 3・3・7号弘前黒石線は数年前に完成しまして、新しい完成道路として利用もかなりされています。そのことで新たな交差点の安全性について住民の方たち及びその道路を使っている方たちから大変使いづらい、安全性も不十分だという指摘があります。
 そしてまた、ここについては、信号機がないために交通事故が頻繁に起きたということもあって、住民の方たちも立ち上がって、県警に対し信号機の設置も1年がかりの運動でやっと信号機もついたという、その地点の近くの交差点の問題です。ぜひ適切な改善を求めたいというふうに思っています。県の考えを伺います。
◯今都市計画課長
 この交差点はもともとは県道石川土手町線、土手町から南下する道路と、市道の富田樹木線、これは弘高下からユーマート弘前大学店のほうに向かう道路がありまして、これが交差するT字路の交差点でありました。
 県がこの区間で都市計画道路3・3・7号弘前黒石線、県道名が弘前平賀線と言うんですが、この工事を行いまして、平成20年3月に開通しました。これは4車線の道路でございます。
 この結果、市道と突き当たるような形で接続することになりまして、十字路の交差点になったということで、4車の道路と2車の道路が突き当たる形の形状になったということでございます。
 開通にあたりましては、交通管理者であります県警の交通規制課及び所轄の弘前警察署と交差協議を行いまして、市道から3・3・7号弘前黒石線へ流入しやすいようにすりつけを行った。このことによって、必要な安全対策を講じたわけでございます。
 しかしながら、車線位置の食い違い等が生じまして、ドライバーにとまどいを感じさせているという声がありますことから、弘前市が安全な交差点とするために、市道部分に右折レーンを設置するなどの拡幅工事を平成23年度から実施するという予定になっております。
◯安藤委員
 この県道が整備された時点で、もう既に今、課長さんが言われたような危険性というものは十分指摘されていたものですから、私も県に対して問題だということを指摘してきたんですが、十分理解していただけなかった。そして、平成20年3月の開通以来、多くの方たちがとまどいを持ってこの道路を利用してきたわけです。
 そういう中で、弘前市が右折レーンをつくるということで、そういう方向で平成23年から工事を進めるということをお聞きしましたので、この交差点の安全についてはその工事で、ある程度緩和されるというふうに理解しました。
 ぜひとも今後、道路の整備にあたっては、十分道路をつくったから終わりではなくて、やはりその交差点部分についての改善も含めて、やはり道路の整備というのは進めていただきたいということで、ぜひ今後の事業に今回のケースを生かしていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。