20117.21: 平成23年度環境厚生委員会 抜粋 本文(質疑6)
◯安藤委員
 青森県原子力防災対策検討委員会について伺います。
 7月に第1回の委員会が立ち上げられると聞いておりましたので、検討委員会立ち上げに向けた現状について伺いたいと思います。
◯工藤原子力安全対策課長
 検討委員会立ち上げに向けた現状についてお答えします。
 原子力防災対策検討委員会につきましては、現在、委員就任に向けた手続等の調整を行っております。手続、調整が終了後には、速やかに検討委員会を開催することとしております。
 以上でございます。
◯安藤委員
 委員の調整に時間がかかっているというか、そこのところはまだ終えられてないということのようですが、検討委員会の委員にはどういう分野の専門家を予定しているのでしょうか。
◯工藤原子力安全対策課長
 検討委員会の委員につきましてですが、原子力防災対策の専門家、それから住民避難対策、それから放射線、被曝医療、それからSPEEDI・緊急時モニタリングに関する有識者の方々を予定しております。
◯安藤委員
 前の質疑の中でも問題にいたしましたが、例えばオフサイトセンターの位置だとか、それから情報の伝達方法だとか、住民の避難誘導、ヨウ素剤の配布などについて、福島第一原発事故を受けて検討を深めなければならないことはたくさんあるわけですが、この検討内容については、青森県として、ある程度の柱立ては、もう既につくっているのでしょうか。
◯工藤原子力安全対策課長
 お答えいたします。
 御指摘のとおり、福島第一原子力発電所の事故におきましては、これまで想定していた以上の事態が、例えば事態が長期化するとか、影響が広範囲に顕在化するとか、避難区域、屋内退避区域というこれまで考えていたもののほかに、新たに計画的避難区域、緊急時避難準備区域、特定避難勧奨地点といったものが設定されております。これらのことから、原子力防災対策検討委員会では、防護区域の拡大に伴う広域避難や避難所の確保、オフサイトセンターのあり方、それから事態の長期化に伴う避難所の運営や仮設住宅の確保、そのほかに役場機能の拠点確保、放射性物質が拡散し、影響が広範囲に及ぶことに伴う農林水産物の汚染検査、それから広域的緊急時モニタリングの実施等について検討することとしております。
◯安藤委員
 重要な課題を吟味しなければならない委員会ですので、十分、検討の保障をしていただいて、県民の防災をしっかりと体制が組まれるように行っていただきたいと思います。
 それで、第1回の検討委員会の立ち上げの予定は、大体いつごろとなるでしょうか。
◯工藤原子力安全対策課長
 先ほど答弁させていただきましたとおり、ただいま、まだ委員就任に向けた手続、それから調整中でございますので、できるだけ早く開催したいと考えております。
◯安藤委員
 当初の予定どおり、7月中には開催ということでよろしいですか。
◯工藤原子力安全対策課長
 できるだけ速やかに開催したいと考えております。
◯安藤委員
 よろしくお願いします。