2011.10.06: 平成23年度環境厚生委員会 抜粋 本文(質疑4) |
次の質問です。歳出3款1項4目、老人福祉費、介護基盤緊急整備等特別対策事業費補助について、老人福祉施設等における防災対策や介護のユニット化のための改修等については、希望するすべての施設が補助対象となるのか伺います。 |
◯伊藤高齢福祉保険課長 お答えします。 国の介護基盤緊急整備等臨時特例基金管理運営要領を踏まえまして、県で作成いたしました青森県介護基盤緊急整備等特別対策事業実施要綱、この要件に該当する施設については補助の対象になります。
以上でございます。 |
◯安藤委員 今回、防災対策という事業なわけですが、この防災対策とは、具体的にはどのような対策が対象になるのでしょうか。
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◯伊藤高齢福祉保険課長 お答えします。 対象になる施設の防災耐震改修など、防災補強改修、または利用者の安全確保等の観点から、老朽化に伴う大規模修繕等を実施するという部分についてでございます。 以上です。
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◯安藤委員
そうしましたら、その耐震改修などの工事について、今回の補正で何件の対応をするということになるのでしょうか。 |
◯伊藤高齢福祉保険課長 防災改修支援事業については、25事業所に対しまして、それぞれ650万円でございますので、総額1億6,250万円となっております。
以上でございます。 |
◯安藤委員
防災対策の一つとして、スプリンクラーについては、この事業とのかかわりはどうなんでしょうか。 |
◯伊藤高齢福祉保険課長
スプリンクラー整備につきましては、今回の補正ではなく、既に予算化しておるものでございますが、既に、21年度、22年度、23年度までの3年間で補助を継続して行っているところでございます。 |
◯安藤委員 わかりました。とにかく、老人福祉施設での災害に万全な体制をとっていくということは大変重要ですので、スプリンクラーについても、今年度までということですので、漏れというところがないように、ぜひとも十分配慮していただきたいと思います。
あと、ユニット化についてなんですが、ユニット化というのは個室ということになるわけですが、ユニット化のための改修工事については、施設側の希望というのはどのような状況なんでしょうか。 |
◯伊藤高齢福祉保険課長 ユニット化の支援事業でございますが、それぞれの県内の市町村等を通じまして要望等を調査したところ、補正予算に計上しているものにつきまして、施設数ではなく床数、ベッドの数ですね、床数でございますが、27床の希望があります。
以上でございます。 |
◯安藤委員 施設ではなくて、床数で27というのは、少ないなと感想を持つんですが、ユニット化ということに、利用する側の希望があっても、ユニット化になると、それだけ利用料も高くなるという、そういう体制の中で、やはり施設側としても希望者がなければ困るわけで、その辺の現状といいますか、ユニット化が余りどんどん進んでいかないという背景といいますか、利用者の需要というのは現状としてはどうなんでしょうか。
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◯伊藤高齢福祉保険課長 利用者個々の希望を調査したわけではございませんが、委員おっしゃいますとおり、従来型の個室あるいは多床室に比べて居住費が高く、低所得者が入居しづらいというデメリットと考えられる部分はございまして、それぞれの施設は従来型、あるいはユニット化、このバランスを考えて、市町村、あるいは県のほうに協議を上げてきたものと考えております。
以上でございます。 |
◯安藤委員 1つの施設の中に従来型と、それからユニット型を併設するということは可能なんですか。
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◯伊藤高齢福祉保険課長 可能でございます。
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◯安藤委員 やはりこれについても、お金があるなしにかかわらず、ユニットを希望する人が安心して利用できるような、そういう体制という方向にぜひもっていっていただきたいと思いますので、ぜひ県としても国に声を上げていただきたいということを要望しておきたいと思います。
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