2011.10.06: 平成23年度環境厚生委員会 抜粋 本文(質疑9)
◯名古屋環境生活部長
 今定例会に提出されました諸議案のうち、環境生活部関係についてその概要を御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと存じます。
 議案第1号「平成23年度青森県一般会計補正予算(第4号)案」についてでありますが、環境生活部関係の補正予算額は1億3,013万1,000円の増額となっております。
 この財源といたしましては、国庫支出金1億1,248万3,000円の増額、財産収入3万2,000円の増額、繰入金1,761万6,000円の増額となっております。
 以下、歳出予算に計上されました主なるものについて、御説明申し上げます。
 原子力安全対策課関係につきまして、原子力環境対策費において、国の第二次補正予算に対応し、環境放射線等の調査体制を強化するためのモニタリングポスト等の整備に要する経費として、1億1,248万3,000円を計上しております。
 次に、予算以外の議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
 議案第13号「青森県自然環境保全条例の一部を改正する条例案」については、森林法の改正に伴う所要の整備を行うため提案するものでございます。
 以上、環境生活部関係の提出議案について、その概要を御説明申し上げましたが、何とぞよろしくお願い申し上げます。
◯安藤委員
 先ほど寺田委員からモニタリングポストの件で、安藤晴美、昨日質問したというようなお話でしたが、質問できないでおりましたので、たくさんの方が質問をしたんですけれども、ちょっと確認できていないところがあるので、質問させていただきます。
 今回、8カ所の増設をするということなんですが、これまでも県内には六ヶ所村、そして弘前市、青森市、八戸市に設置されていたわけですが、これまで設置していた器具と同じものなのか、あるいはもっと性能のよい器具が置かれるのか、その点について伺いたいと思います。
◯工藤原子力安全対策課長
 今回設置を予定していますモニタリングポストと、機能的には既設のモニタリングポストは同じでございます。ただ、設置高さは従来の施設につきましては、本県の積雪も考慮いたしまして、設置する高さを1.8メートルにしております。
◯安藤委員
 弘前市で設置されていた場所が市役所の屋上に設置したという話も聞いたことがあるんですけれども、その辺については、全部1.8メートルに統一するものなのか伺いたいと思います。
◯工藤原子力安全対策課長
 今回の福島の事故を受けまして、既設のモニタリングポストのほかに可搬型ポストというものを弘前市と八戸市に設置してございますが、当初、市役所の屋上とかに設置いたしましたけれども、その後、地上に置きまして、地上高さ1メートルのところで測定しております。
◯安藤委員
 今回、8カ所分の器具が備えられるわけですが、今までの4カ所以外に8カ所、モニタリング箇所がふえるという理解でよろしいんでしょうか。
◯工藤原子力安全対策課長
 既設のモニタリングポスト等については、現在、テレメーターに接続して、ホームページでリアルタイムで公表しているものにつきましては20基分を公表しております。さらに追加した弘前市と八戸市の分については、毎日、日報で同様に公表しております。既設の分は20プラス2基ということで、今、公表させていただいております。
◯安藤委員
 今までの公表されていたモニタリングの箇所がさらにふえるという考え方にはならないんでしょうか。
◯工藤原子力安全対策課長
 まさに、増設する分はふえるということになっております。
◯越前委員長
 安藤委員に申し上げます。この件については、一般質問や何かで大分質問されておりますから、簡潔にひとつ質問してください。──安藤委員。
◯安藤委員
 質問はもう終わりますが、大変、県民の皆さんも心配をして、そして情報を入手できる方は、それを見ながら対応しているわけですが、きのうの質疑にも出ましたが、御自分の家にコンピューターなどがなければ、いち早い情報を得ることができませんので、多くの県民の皆さんにわかりやすいような公表の仕方についても、ぜひ検討していただくことを要望して終わります。