2011.12.06: 平成23年度環境厚生委員会 抜粋 本文(質疑5)
 次の質問です。議案第30号「公の施設の指定管理者の指定の件(青森県男女共同参画センター、青森県子ども家庭支援センター)」について、一つ、指定管理者の選定について伺います。
◯神青少年・男女共同参画課長
 指定管理者の選定につきましては、青森県男女共同参画センター、青森県子ども家庭支援センターの指定管理に当たっては、青森県指定管理者による公の施設の管理に関する条例第3条により公募を実施しております。
 募集期間を本年6月15日から8月15日までとし、この間、7月6日に現地説明会を行ったところ、6団体の参加があり、最終的に1団体から応募がございました。
 選定の透明性・公平性を確保するため、外部委員2名を含む6名で構成する青森県男女共同参画センター及び青森県子ども家庭支援センター指定管理者審査委員会を設置し、当該委員会による書類及びヒアリング審査を経て、アスタクグループを指定管理者の候補者として選定したところでございます。
◯安藤委員
 指定管理者に選ばれたアスタクグループの中身について伺います。
◯神青少年・男女共同参画課長
 アスタクグループは、株式会社阿部重組、芝管工株式会社、青森コミュニティサービス株式会社(後刻「青森コミュニティビジネス株式会社」に訂正)の3社で構成されている団体でございます。
◯安藤委員
 男女共同参画事業とか、それから子ども家庭支援を行うセンターとか、これらに関するいろいろな情報を持って、そして県民に対するいろいろな企画など、十分力のあるところに担っていただきたいと思うわけですが、お話にあったようにアスタクグループは阿部重組、芝管工株式会社など、こうした建設関係の会社が中心を担うグループですが、何か違和感を感じる思いで受けとめます。今回、指定管理者の候補者、先ほどの説明では、説明会には6団体来たけれども、結局、応募したのは1団体であったということですが、今回の指定管理者の候補者を適当とした理由について伺いたいと思います。
◯神青少年・男女共同参画課長
 候補者となりましたアスタクグループの提案は、その提案内容でございますけれども、施設の設置目的を理解し、県が示した管理運営方針に沿った内容であり、利用者の増加やサービスの向上など、施設の効用を最大限に発揮することが期待できる提案となっております。
 このほか、施設の維持管理及び収支計画や人員体制において安定的な運営が見込まれ、男女共同参画や子育て支援に関する研修、接遇研修など人材育成のための研修に関する提案がなされていることが評価されたものでございます。
◯安藤委員
 設置目的を理解して、体制も整っているということですが、例えば男女共同参画センターに関して言えば、これらの業務を推進していく体制は、具体的にどういう形になるのでしょうか。
◯神青少年・男女共同参画課長
 先ほどアスタクグループの構成メンバー3社の中で、青森コミュニティサービス株式会社と申し上げましたが、青森コミュニティビジネス株式会社と訂正させていただきます。
 この3社でございますけれども、センターの建物がございますので、その躯体を主に担当しますのが阿部重組でございます。それから、配管設備関係も当然ありますので、それを芝管工株式会社、そして実際、中のソフト面といいますか、運営を担当いたしますのが青森コミュニティビジネスということでございます。したがいまして、日々、ソフト面で運営をしているのが青森コミュニティビジネスになりますけれども、ここの担当している職員は従来から市民運動でありますとか民間企業の経歴でありますとか、そういうものを基盤としつつ、例えば埼玉にございます国立女性教育会館でありますとか、そういう研修にも積極的に参加をし、そのスキルを磨いているところでございまして、私ども監督する立場としましては、今現在、そういった運営内容について、利用される皆様にとって大きく支障となっているものはないと感じております。
◯安藤委員
 午前中は福祉関係の指定管理者について質問させていただきましたが、これまで県のいろいろな建物の指定管理をたくさん行っていますが、建物だからといって、建物や配管に詳しい業者が指定管理者の中に入っているかと言えば、決してすべてがそうでないわけであって、建物や配管類に関することを管理するために、こうした業者がくみするということについては、当初から私たちの会派としては賛成しかねるという立場をとってきました。男女共同参画センターそのものについては、大変重視したいし、それから期待もしたいものですけれども、こうした体制の中での指定管理者の選定ということについては、今回も私たちとしては反対をしたいと思っております。