2011.12.06: 平成23年度環境厚生委員会 抜粋 本文(質疑6)
 それから、次、議案第31号「公の施設の指定管理者の指定の件(白神山地ビジターセンター)」について、これも同じく指定管理者の選定について、また、指定管理者の候補者を適当とした理由について伺います。
◯前澤自然保護課長
 まずは指定管理者の選定についてでございますが、白神山地ビジターセンターの指定管理に当たっては、青森県指定管理者による公の施設の管理に関する条例第3条により、本年6月15日から8月15日までの間、公募を実施したところ、2団体から応募がありました。
 選定の透明性・公平性を確保するため、外部委員2名を含む5名で構成する青森県白神山地ビジターセンター指定管理者審査委員会を設置し、審査基準に基づき書類及びヒアリングによる審査を行った結果、青森県森林組合連合会が最もすぐれていると評価されたため、当該団体を指定管理者の候補者として選定したところでございます。
 適当とした理由でございますが、候補者となった青森県森林組合連合会の提案は、施設の設置目的を理解し、管理運営の基本方針を示していること、利用者の増加やサービスの向上など施設の効用を最大限に発揮可能と期待できる提案がなされていること、施設の維持管理について、指定管理者業務水準書で示した各項目を適切に実施できると見込まれること、事業計画に沿った管理運営をするに当たって、人員体制、財務基盤で安定的な運営が見込まれること、類似施設の運営実績があるとともに、当該施設との連携した事業提案がなされていることが評価されたものです。
◯安藤委員
 今回、応募は2団体だったということですが、今回選定されなかった団体はどこになるんでしょうか。
◯前澤自然保護課長
 他の1団体から応募がございましたが、議決すべき事項につきましては、国からは指定管理者に管理を行わせようとする施設の名称、団体名、指定期間等としております。
◯安藤委員
 公募に2団体が参加して、選ばれなかったほうの団体については名称も出せないというお話なんですか。
◯前澤自然保護課長
 NPO法人でございますが、候補者以外にかかわる者につきましては、応募者の競争上の地位であるとか、また、正当な利益を害するおそれがあるということで、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。
◯安藤委員
 ほかのいろいろなところはNPO法人なども受けているところもあるかと思いますので、そういうところにもこういう白神山地ビジターセンターのようなところの指定を受けられなかった、そういうところを指定できるような環境も必要なのかという印象は持ちました。
 それで、このセンターの指定管理者となった森林組合連合会と、それから青森県とどのような連携をされてきたのか、そしてまた、これからしていくのか伺いたいと思います。
◯前澤自然保護課長
 世界自然遺産白神山地という非常に貴重な財産があるわけでございまして、そのすばらしい自然を県民の方々に理解、普及啓発していくということでございまして、指定管理者のいわゆる柔軟な発想であるとか能力を活用しながらサービス向上を図っていただきたいと思っておりまして、県として指定管理者に対しまして指導助言を今後もやってまいりたいと考えております。