2012.9.19: 平成24年度農林水産委員会 抜粋 本文(質疑4)
◯安藤委員
 それでは、最初に、あおもり食育検定の開催目的と実施状況について伺いたいと思います。毎月「あおもり農業」というものをお届けいただきまして、これをいつも眺めて皆さんが頑張っている様子を拝見させてもらっています。9月号に一番目立つ字で、この食育検定のことが載っていましたので、興味深く中を拝見させてもらいました。それで、この質問をまず最初にさせていただきます。
◯相馬食の安全・安心推進課長
 食育検定についてお答えいたします。
 あおもり食育検定は、県民一人一人が食への理解を深め、自発的に家庭や学校、地域などにおいて食育を普及啓発していくとともに「あおもりの食」の素晴らしさを県内外に発信していく機運を高めることを狙いとして実施することとしたもので、昨年度から開催しております。
 昨年度は、食育の日である11月19日に県内3会場で実施し、425名が受検され、383名が合格いたしました。受検者の年齢層を見ると10代から70代までと幅広く、また男性の受検者が全体の約3分の1を占めるなど、食育に対する県民各層の関心の高さをうかがうことができました。
 県では、検定の合格者に対して認定証を発行するとともに、地域の食育指導者として活動してもらうあおもり食育サポーター制度などについて情報提供しましたところ、本年9月18日現在で、合格者のうち79名の方が新たにあおもり食育サポーターに登録しており、幼稚園や小学校など地域の要望に応じて食育活動を支援していくこととなっております。
 本年度の検定は、11月18日に、青森市、弘前市、八戸市の県内3会場において実施することとしており、10月1日から申し込みの受け付けを開始いたします。
◯安藤委員
 公式テキストというものを私いただきまして、さらっと見せていただきましたが、これを読むだけで青森の農産物のことがとてもよくわかる、マスターできれば大したものだなと改めて思いました。
 それで、今の答弁で、10代から70代までという幅広い方が受検されているということで、すばらしいと思いました。ぜひ若い方たちにも積極的に宣伝していただいてチャレンジしてもらえたら、青森のすばらしさを、また、食の大切さを改めて強く感じてもらえる方がふえるというふうに思いますので、ぜひ取り組みを強化してほしいと思います。
 それで、この認定をいただいた方が、あおもり食育サポーターというのに79名の方が登録されているということですが、このあおもり食育サポーターというものは、県が中心になって進めている事業なのか、その辺、県の位置づけということについて伺いたいと思います。
◯相馬食の安全・安心推進課長
 食育サポーター事業というのをやっておりまして、23年度、24年度(後刻「22年度から」と訂正)、県が支援しております。事務局は青森中央短期大学に委託しておりますけれども、そこが事務局となって食育サポーターの方々を地域のほうに仲介するといいますか、申し込みのあったところに合った方を派遣するという形で動いております。
◯安藤委員
 大体県の予算としてどのくらい見積もっているんでしょうか。
◯相馬食の安全・安心推進課長
 24年度の予算額についてですが、まず検定は、予算額91万1,000円で、額の内訳は、検定テキストや検定問題の作成などの業務委託費が67万円、また、検定申込者への案内などの県の事務費が24万1,000円となっております。
 食育サポーターの事業費については、今持ち合わせておりませんので、後ほどお知らせしたいと思います。
◯安藤委員
 ぜひ十分な予算を組んでいただいて、食育検定、そしてあおもり食育サポーターの事業をぜひ充実させていただきたいと要望いたします。