2012.9.19: 平成24年度農林水産委員会 抜粋 本文(質疑7)
 次の質問です。9月に入っても非常に暑い日が続いておりますので、ホタテガイへの影響をとても心配しています。
 そこで伺います。高水温に対するホタテガイ養殖業者への指導状況について伺います。
◯山内水産振興課長
 お答えいたします。
 ホタテガイは水温が20度を超えると成長がとまることから、地方独立行政法人青森県産業技術センター水産総合研究所では、ホタテガイ養殖業者に対しまして、毎年、陸奥湾内に設置した平舘ブイの水深15メートルの水温が20度を超えると、ホタテガイ養殖管理情報を発行し、高水温に対する注意を喚起するとともに、適切な管理を指導しているところでございます。
 本年は、7月26日に20度を超えたことから、同月30日にホタテガイ養殖管理情報第1号を発行いたしまして、9月13日には第5号を発行しており、養殖施設を水温の低い下層へ沈めて安定させておくことや、水温が26度を超えるときは稚貝採取をやめることなどの管理情報を発信しています。
 また、県では、これらの情報等の周知徹底を図るため、水産業普及指導員による現地巡回指導も強化しているところでございます。
◯安藤委員
 前回のホタテガイによる大きな被害、死んでしまったという状況を絶対に繰り返してはならないという意味で、その指導といいますか、高温水害に対する被害を極力抑えるために万全を期した指導をお願いしたいというふうに思います。
 それで、要するに20度を超えると成長がとまるということですので、水温の状況を見て、その引き揚げる時期を考慮しなければいけないということですけれども、その辺の徹底は十分されていると理解してよろしいでしょうか。
◯山内水産振興課長
 お答えいたします。
 一昨年の高水温のときでも、業者の方々が、自分の養殖施設が不安だということで養殖施設を揚げてみたり、玉をつけてみたりということでへい死、殺してしまったような事例がございますので、そこら辺、漁業者自身も理解していることはもちろんですが、それに加えまして、先ほど申し上げたとおり水産業普及指導員による巡回指導を徹底いたしまして、今はとにもかくにも水温の低い底に安定させてさわらないようにということで指導を徹底してまいる所存です。
◯相馬食の安全・安心推進課長
 先ほど安藤委員から御質問のあったあおもり食育サポーターの予算の関係です。
 私、先ほど23年度、24年度というふうにお話し申し上げましたけれども、まず22年度から予算化しております。24年度の予算は820万円、そのうちサポーター事務局の委託料が670万円、県の事務費が150万円となっております。