2013.02.21: 平成24年度農林水産委員会 抜粋 本文(質疑4)
 それから、次の質問ですけれども、今回の自衛隊大湊基地所属の護衛艦による定置網漁業被害について、県はどの程度把握しているのか伺います。
◯山内水産振興課長
 当課では、去る1月21日午前2時30分ごろ、尻屋崎灯台から南約14キロメートル付近の海域において、海上自衛隊大湊基地を母港とする護衛艦「おおよど」が定置網に接触し、左舷のスクリューに定置網のワイヤーが絡まって一時航行不能となり、同日午後0時57分にそのワイヤーが外れ、現場海域を離脱したとの海上自衛隊大湊地方総監部の情報を東北防衛局から得てございます。
 なお、定置網漁業被害につきましては、東北防衛局に確認したところ、海上自衛隊と被害を受けた漁業者との間で協議が継続しているとのことでございます。
◯安藤委員
 今回の被害がなぜ起きたのかということについては、県は情報を得ていないのでしょうか。
◯山内水産振興課長
 海上保安部等が事故の詳細原因を現在調査していると聞き及んでおりますが、原因についてははっきりとは報告を受けておりません。
◯安藤委員
 再発を防止するためにも、なぜこういう事件が起きたのかということを、やはり県として、その調査結果をしっかりと報告をしていただいて、そしてまた、今回の護衛艦のこうした事件について、やはり青森県に対して謝罪と、そして再発防止の考え方などについて、国から県に話があってしかるべきだと思いますが、県から国にそういうことを求めていくべきだと思いますが、その辺についてはどうでしょうか。
◯宝多水産局長
 原因究明等の調査、情報収集につきましては、農林水産委員会では所管外という御理解をいただきたいと思います。
◯安藤委員
 実は、私自身は気象状況の関係で参加できなかったんですが、共産党の下北地区委員会が、被害を受けられた漁業者の方たちにお会いしました。そうしましたら、定期的に自衛隊の訓練がされていて、こうした被害が起きないような監視ということもされているようだけれども、今回のようなことが起きたのは、やはり監視の怠慢ということもあったのではないかという怒りの声もあったと聞いています。
 今回は、補償については調整をされているとは思うのですけれども、被害の大きさとすればそう大きな被害ではなかったようでありますけれども、やはり大きさの問題ではなくて、漁業に対するこうした被害が及ぶようなことはあってはならないと思いますし、県としても、こちらの管轄ではないということかもしれませんけれども、再発が起きないような声を上げていただきたいと思いますので、関係機関にぜひ取り計らっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 以上です。
◯黒滝農産園芸課長
 先ほど、農業者戸別所得補償制度の米の申請件数、2万8,040件とお答えしたんですけれども、この中に水田以外でつくられている畑作物の所得補償交付金の申請件数も入っていまして、実際は米の申請件数は2万3,922件と訂正させていただきます。
◯小桧山委員長
 ただいまの訂正、わかりましたでしょうか。
◯安藤委員
 はい。
◯小桧山委員長
 ほかに質疑はございませんか。
 [「なし」と呼ぶ者あり]
 ないようでありますから、これをもって審査を終わります。
 以上をもって農林水産委員会を終わります。

○閉 会  午前11時56分