2013.4.19: 平成24年度農林水産委員会 抜粋 本文(質疑5)
 次の質問に移ります。
 東北新幹線の利便性向上について。新青森駅における奥羽本線弘前方面との接続時間の状況について伺います。青森まで新幹線が通って、これまで飛行機を利用してた方も、新幹線を利用して青森方面そして弘前においでになる方も非常に増えています。そういう方達が新青森駅に着いて奥羽本線に乗り換える時に、接続時間が長いということでの不満の声を耳にしております。特に、冬期間は非常に寒いものですから、子供連れなどだと、とても冬は新幹線を使って来られないという思いに至ってしまうという感想も聞いておりますので、この問題をお聞きしたいと思っております。よろしくお願いします。
◯竹澤交通政策課長
 本年3月16日に改正されましたJR東日本の運行ダイヤによりますと、新青森駅に到着する東北新幹線の下り19本すべてに、弘前方面への接続列車が設定されております。新青森駅での接続時間は最短で8分、最長で29分、平均で約14分となっております。また、新青森駅を始発といたします新幹線の上りにつきましても、19本全部に弘前方面からの接続列車が設定されておりまして、こちらの接続時間は最短で10分、最長で38分、平均で約17分となっております。県といたしましては、県内新幹線各駅における接続時間は、新幹線利用者の利便性確保のために重要であると考えており、運行ダイヤの工夫等によりまして適切な接続時間が設定されるよう、引き続きJR東日本に要望してまいりたいと考えております。
◯安藤委員
 すべてに接続便があるという努力がされているということはよくわかります。昨年のダイヤと比較しますと、接続時間が20分を超えているのが、昨年は4本だったのに対して、今回の現行ダイヤは6本になっています。数分の違いだったりはするのですが、20分を超えるということの負担感というのは実際にあるものですから。特に、青森は冬、秋から春先にかけて寒いものですから、1分でも2分でも早く接続便に乗りたいという思いがあるので、その接続時間を短縮していただきたいと思うのです。現行ダイヤが昨年度に比べて、接続時間が20分を超えている便が増えたということについては、何か説明等があれば伺いたいと思います。
◯竹澤交通政策課長
 今ご指摘のとおり、確かに個々の列車を見ますと、20分以上接続にかかるものが増えております。これにつきましては、首都圏まで直結している新幹線との接続でございますので、さまざまな要因からJRのほうで判断されたものと受け止めております。
◯安藤委員
 声をあげる機会に短縮の声があるということを伝えていただいて、より快適に新幹線を利用できるようにしていただきたいと思います。それで、先ほど来言ってますように、冬場の在来線ホームでの待ち時間が長く感じるというのは事実としてあるわけです。これまで議会でも、その問題について取り上げられて、いろいろと要望の声に応えて改善もされているということも承知しています。ホームに青森方面と弘前方面に1ヶ所ずつ待合室が設置されたり、それから、2階の在来線連絡通路のスペースを活用して、利用者が在来線のホームに降りずに雨風をしのげるように、昨年11月に待合室を新たにしたということ。あとは、津軽新城側への防風板の設置だとか、融雪装置の電源増強など、待合環境の改善を図ったと聞いております。そういうふうに利用者の声を率直に受けながら改善をしてきているということを大変うれしく思うわけですが、ことしの冬はさらに雪も深くて大変だったと思うのですが、こういうふうな改善をされた中で、利用者の不満というか要望というか、そういう利用者からの声が、こういう改善をしても、県に届いているものか、あるいは、その要望の声がずっと少なくなっているか、その様子を伺いたいと思います。
◯竹澤交通政策課長
 委員申されましたとおり、新青森駅の待合室といいますか、ホーム環境の改善にあたっては、JR東日本でも利用者の方々の声を受け止めて、試行錯誤という部分はありますが、少しずつできることからやっていると認識しております。県といたしましては、既存の団体でございますが、青森県鉄道整備促進期成会という団体で毎年、議会のご協力も得ながら、JR東日本、JR北海道に種々要望活動をやっておりまして、その中でそこら辺の問題も取り上げていくことにしております。また、その期成会の会員の方々から、ご不満といいますか、要望事項がないかどうかを聴取するような機会も設けておりますので、それも十分踏まえながら今後活動していきたいと思っております。
◯安藤委員
 利用者の方達がまた利用したいと思えるよう、環境を少しでもよくするように努力していただきたいと思います。以上で終わります。