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ほっとタイム  

  (2013年)




2013・12・15  スイスに学べ 

 12月議会に青森県基本計画「未来を変える挑戦」が提案されました。2030年の「生活創造社会」の実現をめざす平成26年度から5年間の計画です。

 「生活創造社会」とは「青森県の『生業(なりわい)と『生活』が生み出す価値が世界に貢献し広く認められている状態」で、それを安全・安心・健康分野でみると「安全で安心な青森県の食が世界の人々の生活を豊かにするとともに、地域を挙げた健康づくりの活動によって短命県を克服し、健康で長生きな青森県となり、その取り組みが世界の人々の健康づくりの参考になっていること」だそうです。それをもっとわかりやすくい言うと「買ってよし、訪れてよし、住んでよし」の青森県となり、それをイメージするために、スイスに学ぼうといいます。

 スイスは国民一人当たりのGDPが世界トップで、質の高い生活が営まれ、健康と労働力・雇用が一位だからだそうです。本気でスイスに学ぶというのであれば福島原発事故後、スイス国内にある5基の原発の段階的閉鎖を打ち出したこと、永世中立を堅持し軍事費は日本の十分の一。こうした住民に安心感を与える政策をしっかり学んで、青森が真に住みやすい長寿県となるようリーダーシップをとるべきだと思います。

 今オギャーと生まれた子が高校生になる頃にスイスのような社会にするためには、政治の方向をがっちり変えなくてはなりません。


2013・11・24  風呂開放
 
  
今年も後一ヶ月とちょっととなりました。時の流れる速さに驚くばかりです。さて、一年の汚れを落とす大掃除の季節となりますが、我が家の風呂についての情報です。

 私は、几帳面な性格ですから、長い間風呂から上がるときちんとドアを閉めていつでもその空間は閉じられていました。ただ、ドアの下の部分は空気孔があり、常に空気の流れはあるのでこれで良しと思っていました。しかし、どこかで聞いた話で「カビを防ぐためには、風呂は開けっ放しがいい」とのこと。「そんな!」と思いましたが、それを実践してみました。入浴の時以外は心を「鬼」にしてその「開けっ放し」を実践してみたところ、本当にカビが少なくなりました。特に天井などはこれまで一年たつとどうしても黒ずんできて、脚立に昇ってごしごしとこすらなければならない状態でしたが、それが本当にきれいなままなのです。モップでさっとこすればすみそうです。

 そんなわけで、少々だらしがないと思われるかもしれませんが時には「プライド」をすてて、「風呂丸見え」状態に挑戦してみることをおすすめします。
 もう一つ風呂情報。これもテレビを観て実践しています。39度の比較的ぬるいお湯に約10分浸かって体を芯から温めること。ぐっすり眠れますよ。

 
2013・10・20  ナヌムの家
  
  8月16日に日本軍「慰安婦」犠牲者のハルモニ(おばあさん)たちが共同で暮らす、韓国光州市の「ナヌムの家」を訪ねました〈ナヌム=分かち合いの意〉。訪問前日の終戦記念日に安倍首相から侵略戦争に対する謝罪発言がなかったことに対しハルモニたちも、その怒りを爆発させていました。それに加え、前日にハルモニの一人が亡くなられ、悲しみに包まれていました。ナヌムの家では、ハルモニたちの証言ビデオを見せていただいたり、併設の「歴史館」で日本人スタッフから丁寧に説明を聞き、これまで以上に「慰安婦」の過酷な実態を知りました。

 「慰安婦」の犠牲者は、20万人にも及び、正確な人数は未だにわかっていません。しかも、その大半は暴行で亡くなったという事実。性病の感染を防ぐという理由から、未経験の12〜15歳の少女たちが韓国や台湾そして侵略地から連れ去られ、最終的に500箇所以上の慰安所に送り込まれました。少女たちは、多い日には数十人の日本兵から強姦され、逃亡しても連れ戻され、激しい暴力を受けました。見せしめに「少女の死体を道路に放置し犬に食べさせた」という話には衝撃を受けました。終戦を迎えた時、「慰安婦」たちを置き去りにし、日本兵は逃げ去ったのです。彼女たちには生き延びるためにまた苦難の日々が待っていました。

 これまでも、国連人権委員会や、女性差別撤廃委員会、拷問禁止委員会など国際社会から「慰安婦」問題を、女性に対する重大な人権侵害と位置づけ、日本政府に対して明確な解決を求めています。日本軍「慰安婦」犠牲者は平均88歳になります。これ以上の問題解決の先延ばしは許されません。一日も早い日本政府の謝罪と賠償を求めます。

2013・09・15  9条看板

  「憲法9条つがる女性の会」で「9条を守ろう」という立て看板を市内4カ所に設置したことは、すでにお知らせしましたが、その後この看板にまつわり、予期せぬ反応が起きました。

 ある町会長さんが、「町会長の許可なく立てたら困る」と、苦情を言ってきたというのです。そのお宅の方から「今後のこともあるのではずしてほしい」と。しかし、そのやりとりを聞いていた息子さんがちょっとおかしいじゃないかと町会長さんの所に出向いて「私たちはこの看板を設置させてほしいと頼まれたので了解しただけ。意見があるなら直接会の代表に言って話し合ってほしい」と電話番号を伝えたのだそうです。

 早速、事務所に電話が入り、取り外しを求めてきました。「ハイ分かりました、というわけにはいきません。お宅に伺いますので話し合いましょう。」と会う約束をしました。すると町会長は、少々驚いたのか、先のお宅の息子さんに相談に行ったそうです。「どうすれば良いか」と。息子さんは、「9条は大切なもので、これがあるから私たちの生活が守られている」と力説したそうです。

 そして、もう一人の代表、事務局長の三人で会いに行くと、「9条は大切なものだ」とおっしゃるではありませんか。私は、今の憲法で表現の自由が保障されていることを話し、町会長の許可を必要とするものではないことを話しました。町会長は町の美観も責任をもたなければならないと言いつつ、私たちの考えに理解を示してくれました。息子さんの発言の威力も大きかったようです。
2013・08・11 大躍進

 7月21日投開票で行われた参議院選挙で日本共産党が大躍進しました。比例代表選挙で、515万票を得て5議席、それに東京・大阪・京都の選挙区でも激戦を勝ち抜き議席を得、合わせて8議席となり、非改選議席3議席を加えると、11議席となりました。新たに議案提案権を得ましたので、今後国民生活を守るための法案を提案し頑張ることができます。

 かつて1998年の大躍進後、2000年に提案したサービス残業根絶法案が契機になり、11年間で1932億円の不払い残業代を払わせたことがありました。新たに問題になっているブラック企業や消費税引き上げ、福祉切り捨て、原発再稼働・輸出、憲法改悪など自民党の暴走をくい止めるために、県民の皆さんと力を合わせて頑張っていきたいと思います。

 ちなみに弘前市での今回の得票率は、選挙区も比例も共に13%を超え、比例では自民党に次ぐ第二党になりました。皆さんからお寄せいただいた期待を受け、国政でも地方政治でもしっかりお応えできるように頑張っていきたいと思います。

2013・07・21 とんでもない

  何が原発再稼働か、どうして原発輸出かと腹立たしく思います。福島原発の事故原因の究明もできておらず、毎日400トンもの放射能汚染水がたまり続け、井戸水に高濃度の放射能汚染水、15万人もの人が避難生活を余儀なくされているからです。

 6月の一般質問で「東通原発は活断層が指摘されており、今後運転を認めるべきではない」と質したのに対し、エネルギー総合対策局長は「再稼働については、国が最終的な責任で安全性を確認することが前提。地震・津波対策を含め科学的・技術的根拠に基づき立地地域の理解を得る必要がある」と答弁。県民の活断層への不安を認め、きっぱり「NO」と言える県でなければ県民の生活と故郷は守れません。

  原子力防災についても質問。東通原発事故の際には「広域避難で、横浜町・六ヶ所村の住民が弘前へ避難する計画を進めている」としました。先日、弘前市が開いた弘前選出県議対象の「県への重点要望の説明会」の席上、この問題を弘前市長に質問したら、「実際どうやって弘前まで連れてくるのか。理解できない。」と述べていました。いかに地元との話し合いが不十分か露呈された一場面でした。

 安定ヨウ素剤配布については、これまで家庭配布もすべきとの私の要求に、県は耳を傾けようとはしませんでしたが、今回初めて「半径5`を目安に住民に配布する」と答弁。しかし、追加で配備するヨウ素剤は、注文が集中し、入札参加業者がない事態。こんな不安だらけの防災計画を作らなくてすむように原発・核燃サイクル施設はきっぱり「NO」の意思を示しましょう。

2013・06・15 福島の今

 原発事故で故郷を奪われた福島県南相馬市と浪江町を訪ねました。南相馬市議(日本共産党)の渡部さんに案内してもらいました。

 事故前には、両市町議会は、新たな原発の誘致決議をしていましたが、この度「誘致撤回と福島原発10機の廃炉を求める決議」をそれぞれの議会が全会一致で採択したそうです。

 今回訪ねた南相馬市小高地区、浪江町は共に原発事故現場から20キロ圏内で、昨年の4月から「警戒区域」が解除され 「避難指示解除準備区域」となり、一時帰宅が可能になっています。

  渡部さんのご自宅は小高区にあるため住むことができず、借り上げ住宅に住んでいるそうです。奥さん、息子さん家族と農業経営をしていたのに、原発事故ですべてがだめになり、家族バラバラに暮らしているそうです。

  町の現在は、家が建ち並んでいても崩れかかったままだったり、すべてが流された広大な土地に壊れた乗用車、大小の船が散乱し、津波による被害の惨状がそのままでした。これでどうして「避難指示解除準備区域」といえるのでしょうか。所々にブルーシートを被せた家がありました。雨漏れで傷みがひどくなると賠償金が高くなるため、国はこれだけは熱心に行っているそうです。国の姿勢にはあきれてしまいます。

 原発事故発生で、故郷を奪われ、復興の道が閉ざされている現実をみて怒りを新たにしました。今回の視察を通して、原発即時ゼロを何としても実現させなくてはという思いがいっそう強くなりました。 

2013・05・12 朝の街宣

 津軽にも春が訪れ、弘前公園の桜も満開になりました。間もなくりんごの花も咲き出すでしょう。ついこの間までの大雪がうそのようです。

 その豪雪による雪害で、りんごの被害額は今年度107億5300万円といいますから、ただごとではありません。この状況から、生産者の皆さんが意欲をもって美味しいりんご作りに励むことが出来るよう、国や県をはじめ、さまざまな機関が支援の手をさしのべる必要があります。引き続き声をあげていきます。

 雪と言えば、私たちにとって雪の季節の街頭宣伝はなかなか大変なものです。しかし、この冬も、朝6地点で行っている街頭宣伝をとぎれることなく行うことができました(1ヶ月平均12日)。もちろん、寒さに耐えられるだけの「完全武装」で臨みます。私がそんな形で県民の皆さんに姿を見せて訴える朝の活動は、市議候補の時代から、かれこれ19年になります。

 ありがたいと思うことは、その時々自主的に一緒に立ってくださる方々があとを断たないということです。今は致遠、城西、時敏、三大、桔梗野の後援会の皆さんがそれぞれの場所に、また、女性後援会のTさん、Sさん、Iさんは、すべての場所に来て下さり、旗やハンドマイクの準備で協力して下さいます。城西後援会のEさんは、いつも温かなコーヒーを入れて宣伝が終わるのを待っていて下さいます。

 そんな皆さんの優しさに支えられて、安倍首相の暴走政治をくい止め、即時原発ゼロを訴えるため、街に繰り出し、引き続き頑張っていきます。それにしても、雪がない季節はやっぱりありがたいですね。
 
2013・04・14 TPP

 安倍晋三首相が、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加を表明し、大きな怒りの声が広がっています。衆議院選挙で、自民党はTPP反対を公約していたのですからなおさらです。TPP参加となれば、農業県である青森県は大きな打撃を受けることになります。ですから知事も県議会も反対を明確に表明してきたのです。

 TPPについて狼狽している自民党議員がいます。三沢選出の小桧山吉紀議員です。3月の県議会一般質問で「衆議院選挙の時は宣伝カーのボリュームを思いっきり上げて“TPP参加反対”と叫び回ったのに、おかげで今はうそつき呼ばわりです。政治家の“かがみ“と揶揄する者もいます。政治家はほらは吹いても嘘はついてはいけません。次の県議選で私はここに戻ってくるのは、大変難しいことになるでしょう。」と、壇上から演説したのです。

 彼は、私と同じ二期目の議員ですが一期目 最初の一般質問を忘れることが出来ません。平成19年9月議会です。「三沢の米軍基地の騒音にいつも悩まされている」とし、「平和な独立国家の中に外国の軍隊が何十年も駐留するということは、異常なことではないでしょうか」「紳士協定の夜8時以降の訓練も破られている」と指摘し、「地位協定がドイツでは3回、オランダ・韓国もすでに見直しがすんでいるのに日本は、47年間一度も見直していません。」とのべ、知事にこの問題を質しました。

 アメリカに物言えぬ自民党に押さえ切れぬ怒りが積もっているのでしょうか、「しんぶん赤旗」記者の取材を受け、3月31日付日曜版に写真入りで掲載されました。   

                           
2013・03・13 食器棚

 この数年、いえ数十年間ほしくてほしくてたまらなかったある「もの」を、今年の初めに買いました。なんだと思いますか。素敵な洋服でもなく、電化製品でもなく、好きなお花でもありません。

 台所に置く食器棚です。これまで使っていたのが大部痛んでいたのです。それもそのはずです。結婚したときに私の実家で使われていたのを譲り受けたものでしたので、かれこれ半世紀近く使われてきたものです。私たちは、結婚した当初、夫がまだ学生でしたので私の稼ぎでやりくりしていました。ですから贅沢など言っていられない、そんなスタートでした。安藤家の4回の引っ越しにも付き合い、私たち家族の姿をじっと見守ってきてくれた食器棚でした。長い間ありがとうという気持ちをもって、新しいものに替えました。新婚で4〜50年先まで使うのとは違いこの先何年使うか定かではありませんので、適当なお値段のものを探しました。

 それでも、新しいものが並ぶとなんだか嬉しいものです。洗った茶碗をきれいに拭いて、しまいたくなるから不思議です。「男子厨房に入るべからず」どころか、わが家は「女子厨房にもっと入るべし」と言われる日常ですが、入れ替わった食器棚を背に「主夫」の用意した食事をおいしくいただく毎日です。

2013・02・24 高校生自殺裁判

 先日、青森地裁で行われた裁判の証人尋問を傍聴しました。

 原告は、平成十九年に八戸工業高校1年生だった息子を自殺で亡くしたご両親です。「息子がなぜ自殺しなければならなかったのか。その真相を知りたい。」この一心で学校や教育委員会に対し情報開示を求めてきました。しかし、思うような回答は得られず止むに止まれず裁判に訴えてきたのでした。

 裁判で証人した同校元生徒は、高校で体罰はありましたかと問われると「たくさんあった。しかし、自分たちの就職に差し障りがあると困るからみんな口をつぐんでいた」と証言。「亡くなった彼は、ラグビー部をやめたくてもなかなかやめさせてもらえず悩んでいた。」「先輩にいじめられていると言っていた。」とも。担任や部活の顧問、母親や兄の証言も。原告側と被告側で真っ向からその証言に食い違いもありました。それでも母親は「2度と同じようなことが起きてほしくありません。」と懸命に訴えていました。

 裁判長は、この手の裁判では異例といわれる「和解勧告」を命じました。今後和解内容を受け入れるか話し合われるそうです。かけがえのない若い命を自ら絶つ事件が起きぬようこの裁判が活かされることを心から祈ります。

2013・01・20 新年スタート
 
 2013年の正月は、子ども4家族の内3家族、総勢12人がそろい、にぎやかなお正月となりました。一昨年と昨年に誕生した「結菜」「咲人」そしてお姉ちゃん・お兄ちゃんぶりを発揮した「そら」「幸樹」ら4人の孫達もそろいました。上の二人の孫は、雪遊びを楽しみにして来たので、パパやおじちゃん達の力も借りて大きな「ドラえもんかまくら」をつくり大満足の様子でした。今そのかまくらが次々に降り積もる雪に埋もれ巨大クラゲの様になってたたずんでいます。

 元旦が誕生日の私は、家族やフェイスブック(*)でつながったお友達からお祝いしてもらい、また心のこもったプレゼントももらい、これからも元気に頑張っていかなければと満たされた新年のスタートを切りました。

 暮れから新年にかけ教育や暮らしに関わる深刻な相談や内部告発が寄せられました。苦悩する県民の皆さんと問題を共有し、問題解決に向け、今年も精一杯頑張っていきたいと思います。

 *フェイスブック
 インターネットを通した交流の「場」 です。これを通して、これまでつな がりのなかった多くの方々と知り合 いになっています。
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