8月21日 岩木山を考える会のゴマシジミ観察会に行きました。しかし、あいにくの雨で集合場所の岩木青少年スポーツセンターのロビーで講師の先生からお話を聞きました。
工藤周二氏からゴマシジミの不思議な生態を聞きました。湿地帯に咲くワレモコウの穂の隙間にゴマシジミが卵を産み、幼虫になったら花を食べて育ち、そこに珍しいクシケアリというアリがその幼虫のおしりから出る甘露の虜となり、幼虫を自分の巣に運び、幼虫はそのアリの幼虫を餌にして育ち、さなぎになるのだそうです。羽化すると地表に出て飛び出し、オスとメスが交尾してまた卵を産む。
今がちょうどそんな奇跡の時を迎え、ゴマシジミがとびかうのです。
雨が止まず座学だけで解散になったのですが、私はどうしても見たくて春にいる場所を見ていましたのでひとりその場所に行ってみました。すると雨もほぼやみ、とうとうゴマシジミに会うことができました。感激しました。