4月28日 日本共産党青森県議団で秋田県の洋上風力発電について調査に行きました。
県庁にて県議会事務局のお世話になり、秋田県産業労働部クリーンエネルギー産業振興課佐々木功課長さんと湊谷晃清チームリーダーから、先進県となっている洋上風力発電について、お話を伺ってきました。
洋上風力発電推進の他、太陽光発電の寿命20~30年先のための資源技術開発やレアメタル等金属リサイクル推進などにも力を入れていること、地熱発電が大分県に次いで2位の導入量を占めていることも説明されました。
洋上風力発電は、すでに能代港・秋田港の港湾区域内に33基運転開始されている他、一般海域4箇所に今年から来年にかけて149基もの工事が計画されているとのことで改めて驚きました。
漁業者らからの反対の声や実際に魚や人への影響は出ていないのかなど多方面にわたる質問をしました。実際にダイビングで魚の状況を見ているが減ってはいないよう。低周波の実体験をしてもらい理解をえているなどと話されました。
左は県庁玄関にあったなまはげ 右は秋田駅にあったなまはげ
このあと秋田港の風力発電が一望できるポートタワーセリオンの展望室から見学しました。


陸上風力発電も林立しています。











その後日本共産党県委員会を訪れ加賀屋千鶴子県議会議員や山内梅良元県議等からお話を伺いました。

秋田県は、かつて秋田港を鉄鋼大コンビナート構想を立ち上げ、そこに水を供給するためのダムを田沢湖につくることまでしたが頓挫し、そこに救いの手を差し伸べるかように舞い込んだのが風力事業だったこと。
洋上風力発電の調査のために一時漁業ができなくなるための休業補償が漁業者に渡ったことなどから、不安はあっても漁業者の反対運動に発展しなかったことなど県からは聞けなかった話を伺うことができました。
実りある調査でした。