10月委員会質疑

16 10月

10月9日各常任委員会が開かれ、私は総務企画危機管理委員会に出席し質問しました。定例県議会中の委員会ですので、知事提案の付託案件と議員自ら選べる所管事項についての質疑が行われました。

私は今回以下のような質問をしました。

<総務部等関係>

 【付託案件】

1 議案第9号 青森県住民基本台帳法施行条例の一部を改正する条例案について(市町村課)(1)条例改正の内容について伺いたい。

※生活保護法の規定に準じて行う外国人に対する進学準備金の支給に関する事務について本人確認情報を利用することができるということだが

(2)県内市町村の住民基本台帳に記録されている外国人の人数と世帯数を伺いたい。

再質問)住民基本台帳に記録されている外国人として一番多い市町村は?

(3)住民基本台帳には、どのような外国人が記録されるのか伺いたい。

再質問)外国人に対して住民基本台帳に関する説明はなされているのか

  • 個人番号制度に関して個人情報漏えいの観点から反対をしてきましたので議案9号、10号については反対致しました。

【所管事項】

1 県発注の公共工事における完成検査について(工事検査課)

※今年5月の当委員会において工事検査課に対し農村整備課が発注した後山地区ホタル池工事の検査について質問しました。その際、この工事検査は、現場での実測検査ができず、机上での書類検査を行ったとする事案だったこと。その際「発注者から提出された工事写真や出来形管理資料等の他、発注者による監督資料等を精査することにより、厳正な検査の執行に努めている」旨の答弁を頂きました。
私は、その精査したはずの写真の撮影日付と報告日付のかい離がみられるということを指摘しました。それに対し「もし仮に乖離があるという事態であればきちんとすべき内容だ」と答弁を頂きました。今回、私がこの時指摘したことが事実であり、12月10日とされた完成日は検測の撮影日時のねつ造によるものであり、「完成届」は偽造されたものであることが判明しました。正確な完成日は12月16日でした。そこで

平成26年度後山地区ホタル池整備工事において完成日の虚偽報告があったことが判明しているが、このことについて最終的に完成検査を行った立場としての見解と、今後の取組について伺いたい。

再質問)そもそも現場に行けないということから「発注者から提出された工事写真や出来形管理資料等の他、発注者による監督資料等を精査」して、検査するという時にその写真の日付データーがねつ造されていたということを確認できなかったのか。それともその事実を承知の上無視したということか。

再質問)現場での写真撮影の際手に持つ黒板に撮影月日という欄がありながら、一切撮影日が書かれていないということ自体おかしくないのか。

再質問)検査の重要な書類に契約書があるが、その契約書が当初は転落柵40㍍が、工事の途中で78㍍に変更されているのに、工期は変更されていない。こういうことに検査課は無関心なのか。

再)契約が変更されていない時点、40㍍工事の契約で出発しておきながら、最終地点の78㍍地点から工事が始まっている。写真を見れば明らかなこと。契約書と写真とを見比べれば明らかになることを全く見て見ぬふりをするものなのか。

再)工事検査とは、形式上の追認機関であるのか。

再)前回の委員会質問の答弁で「請負工事契約書により、完成通知を受けた日から14日以内に完了させなければならないという制約がある」とされていました。農道圃場整備課が検査課へ「完成検査」を依頼し、年内最終日の12月26日の検査に間に合わせるためには、14日間の余裕を持たせて12月12日に工事を完了させていなければならなかったが、その12日に写した写真には、未完成部分は写らないようにして施工検査がなされています。業者への支払いのためには、年内に何とか検査を完了させたいという思惑が働いた可能性もあるがどうか。

また、検査課が「完成検査」で写すカメラは検査課が用意せずに、農道圃場整備課の備品だという指摘があるがどうか

検査する側と検査される側のなれあいがないのか、県民の財産となる工事が公正公平な工事検査課の検査の元に進められているのか検証し、県民の信頼を損なうことのないようしっかり業務を遂行していただくよう求めました。

 

<企画政策部関係>

【付託案件】

1 議案第1号 平成30年度青森県一般会計補正予算(第1号)案 歳出2款2項3目 地域振興費 「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録の推進について(世界文化遺産登録推進室)

 (1)国際的な気運醸成を図るねらいと取組内容について伺いたい。

 再)国際的にみて北海道・北東北縄文遺跡群の価値や知名度はどの程度とみているか

(2)推薦書の英文表現の磨き上げを行うねらいと取組内容について伺いたい。

 再)暫定版はすでにできていると聞いているがその暫定版の段階から英文表現の磨き上げは必要だったのでは

 再)暫定版の推薦書についての提出のめどはついているのか

再)暫定版提出が遅れているのは、自然遺産の「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島県、沖縄県)に、諮問機関IUCNから「登録延期」勧告が出されたという事情も関係しているのか

 再)2/1までに正式版をユネスコに提出するよう文化庁から言われているということだが、その際自然遺産と文化遺産双方が提出するということか

いずれにしても「北海道・北東北縄文遺跡群」の価値や知名度が国内外に高まりを見せ、世界文化遺産につながるよう期待します。

 

【所管事項】
なし

 <危機管理局関係>

【付託案件】  なし

【所管事項】

 1 防災ハンドブック「あおもりおまもり手帳」について(防災危機管理課)

(1)防災ハンドブックを作成するに至った経緯と、発行部数及び配布方法を伺いたい。

 再質問)一部当たり44.7円とあるが印刷経費その他発行に向けての経費を含めての総額は

 再質問)あおもりおまもり手帳発行青森県、協力東北大学災害科学国際研究所とあるが、際の記述の中身はどこが考えたのか。

 再質問)今後記述の補足や内容の充実に向けてのどのように考えているか。

 再質問)例えば、複合災害等についての考え方や避難の方法などが明記されていないが今後の方向は

 (2)防災ハンドブックを県民に周知させるため、どのような取組を行ったのか伺いたい。

 (3)防災ハンドブックを活用した県民の防災意識の向上と普及啓発に、今後どのように取り組むのか伺いたい。

 再質問)防災ハンドブックがつくられたばかりであり、その中身を県民に浸透させていくことが重要だが、今後中身をより充実したものにしていくための施策の展開について

 ★例えば、今回ふれられていない複合災害についての記述などもちゃんと明記し、その対策にも触れていただき、どんな災害にも立ち向かえることができるような体制を構築していただきたい。

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