11月24日津軽地区食健連収穫・学習交流会が行われ、参加しました。
学習会は「種子法廃止とこれからの日本農業について」と題して
元農林水産大臣の山田正彦氏がお話をしてくださいました。
「主要穀物の種子が民間に開放されると種子の価格が4~10倍になる」
「種子法が廃止されると、主要穀物の種子がすべて民間会社に任されることになる。
すると、農家は、
①安定して安く入手していた優良品種の種子を4~8倍価格で購入しなければならなくなる。現在、三井化学は「蜜光」、住友化学「つくばSD],日本モンサント「とねのめぐみ」は公共品種の4~10倍の価格で販売されている。
②民間の品種みつひかりなどはF1品種なので、自家採取できずに毎年新たに種子を購入しなければならない。
③農家は民間会社と直接契約して、肥料・農薬などの資材はすべて購入が義務付けられ、収穫したコメも他に出荷することはできない。
④かつて野菜の種子は国際100%だったが、今では90%が海外生産されるようになったように米など主食、コメなど主要穀物の種子は現在すべて国産で自給しているが、それが危うくなり、食糧安全保障の聞きにつながる。
みつひかりは、すでに牛丼屋のコメとして、つくばSD 住友アグロソリューズはセブンイレブンのおにぎりに使われているとのこでした。