「憲法議論についての意見書」採択抗議集会

23 3月

今日3月23日青い森公園にて午後12時15分から、青森県議会「憲法議論についての意見書」採択に抗議する緊急!青森市民集会が開かれました。

主催は、青森県9条連・憲法ネットあおもり・憲法を守る青森県民の会です。

議員から反対討論をした日本共産党と県民の会から私と鹿内県議が連帯の挨拶をしました。

私の挨拶を紹介します。

県議会「憲法議論についての意見書」採択に抗議する市民集会に寄せて
                                                               2020年3月23日
                                                                    安藤晴美
自民党会派29人から意見書調整委員会に提出された「国会における憲法議論についての意見書」は、青和会の3人、無所属の3人も加わり35人の提出者となって議会に提出され、3月12日民主連合の4人と県民主役の会の2人、そして私たち日本共産党会派3人の合計9人が反対をしましたが、公明健政会の3人も加わった38人の賛成多数で可決してしまいました。
この際、意見書に対する反対討論をわが党から吉俣洋議員が行いました。

可決した意見書は最初にこう述べています。「国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を基本原則とする日本国憲法は、昭和22年5月3日施行以来、国民の福祉、国家の発展に大きな役割を果たしており、今後も堅持されるべきものである。」としながら、「一方で、憲法施行当時と比較して、我が国を取り巻く国際情勢や地方が抱える数々の問題は、大きく変化しているものの、今日に至るまで70年を超えるこの間、一度も改正がおこなわれていない。常に時代の変化と将来を見据え、現代にふさわしい国家のあり方を構想し、主権者である国民において幅広く論議され、主体性や意思が反映されるよう努めることは、憲法改正の発議権を有し、国権の最高機関として国民から国政を付託されている国会の責務である。よってより良い国づくりへ向け、日本国憲法について、国民の広範な理解が得られる様説明すると共に、国会の憲法審査会で丁寧な議論を進めるよう求める」としています。憲法議論の必要性は意味不明です。

反対討論にたった日本共産党吉俣洋議員は、「憲法審査会は、憲法の一般的な議論をする場ではなく、国会法102条に規定される、改憲発議を任務とする場であり、ここで議論をすることは、改憲を進めることになり本意見書には賛成できない」と表明しました。
そして「今日の改憲論の端緒は、安倍首相が改憲スケジュールを示したことにあるが、日本国憲法99条は、国務大臣などに憲法擁護義務を課しており、それを果たさず、改憲の旗振りをすること自体が、憲法破壊の行為だ」と批判し、今必要なのは、憲法を変えることではなく、守り生かすこと。その為に努力すると決意をのべました。

安倍首相の9条改憲が思うように進まないことから、地方議会から表だって改憲を主張するのではなく「憲法を堅持する必要性も述べつつ、憲法議論を進めよう」と矛盾した言い回しの意見書を出させ、世論を喚起し一気に改憲に持っ

ていこうとする思惑が見て取れます。この本質を多くの皆さんと共有し、安倍改憲反対・憲法9条守れの運動を力強く共に進める決意を述べ挨拶と致します。
今日はこのような集会を開いて下さりありがとうございました。

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