高レベル廃棄物

6 9月

8月22日 青森市のワラッセにて「青森県を高レベル放射性廃棄物の最終処分地にしない条例」制定を求める県民の会の結成総会が行われました。

核燃黙っちゃおられん津軽の会を代表して永瀬事務局長と参加し、この会でも運営委員会に宮永代表が参加することになりました。

北海道の寿都町でこの高レベル放射性廃棄物の処分地にするための第一段階の文献調査に手を挙げる姿勢を示した町長の判断に道知事をはじめ、周辺自治体からも反対の声あがっているように、最終処分地選定は遅々として進まない事態となっています。

そうした中、青森県六ケ所村の核燃再処理工場には海外で再処理した際に発生した高レベル放射性廃棄物が返還されるなど46トンものプルトニウムを保有し、一時貯蔵されています。

その貯蔵期間は、30年から50年とされており、最初に返還されたのが1995年ですからすでに25年が経過し、最終処分地を選定着工完成には30年ほどかかるといわれていますから、50年までに残された25年の間にとうてい最終処分地を建設できるわけがなく、国と青森県を最終処分地にしないという確約を取り付けてはいますが、難しい事態が想定されるのです。

そこで絶対に青森県を最終処分地にしないという声を広げ、より拘束力と影響力のある条例を制定し法的に明確化させる。そして県議会での明確な意思表示をするという趣旨で署名運動が出発しました。

署名の目標は10万筆で、2022年5月をめどに行います。

代表に選出された、右から浅石絋爾し、古村一雄氏、奥村栄氏、平野了三氏、阿部一久氏です。

 

結成総会後は、北大名誉教授小野有五氏による講演「高レベル放射性廃棄物 地層処分の問題点ー青森県を高レベル放射性廃棄物の最終処分地としてはならない!」が行われました。

安全な水準に達するのは10万年とされ、先生のお話は地球の環境が10万年サイクルで氷河期が訪れそんな時代が来るまで安定的に地下に貯蔵することは難しい、日本は4つのプレートがぶつかり合っており巨大地震が発生する可能性あり、などなど科学に裏付けられたお話で説得力あるものでした。

 

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