9月委員会

19 9月

9月17日 農林水産委員会があり、質問しました。

質問項目は次の通りです。

問1 りんごの周年出荷対策について(←担当課と調整中)

  • 県産りんごの有袋栽培の現状について伺いたい。

 

 りんご研究所参観デーに参加したところ、「無袋果で長期貯蔵可能なりんご品種及びその貯蔵法」という研究がされていることを知る。

中晩西30品種の中からジョナゴールド、シナノゴールド等4品種を選定し、鮮度保持剤の1-MCP(1-メチルシクロプロペン)くん蒸剤(商品名スマートフレッシュくん蒸剤)とCA貯蔵を併用して貯蔵することにより、無袋果であっても長期貯蔵後に高い品質を保持できることが明らかになった。この成果を活用することによって、長期貯蔵果実をより安定的に確保できるようになるという研究成果が発表されていた。そこで

  • 県産りんごの周年出荷にあたり、県では、鮮度保持剤である1-MCP(1-メチルシクロプロペン)をどのように位置づけているのか伺いたい。

 

  1.  

 問2 鳥獣被害防止対策について

9月に入ってから相次いでクマやサルによる食害が報じられました。岩木山麓で嶽きみが熊による被害。収穫作業中の男性がクマに威嚇された。青森新城天田内(あまだない)地区のトウモロコシやリンゴがサル集団で被害。トウモロコシは、収穫前の千本の内3割近くをサルに食い荒らされた。等というものでした。

8月11日と23日には弘前市のりんご園で農作業をしていた所を襲われ、ケガをするという恐ろしい事態も発生。命の危険にさらされる事態だ。そこで

  • 本県における令和元年度の野生鳥獣による農作物被害の状況と、今年度のこれまでの状況について伺いたい。
  • 再質問)地域別被害状況をみてみるとH30年は三八地域の被害額が一番多かったのが、令和元年では、1055万円も減少し、逆に中南地域では1793万円も増えているのは、どういう理由からなんだろうか。 

 

    再質問)果樹共済や収入保険で鳥獣被害をカバーしている生産者は

   ・県は鳥獣被害防止対策について、どのように進めていくのか伺いたい。

    再質問)嶽きみ生産者に聞いたところ、「今年は8月8日の風で倒れてしまい、収穫できたものは限られたもので不作だった。そのためクマの被害もそう多くはなかった。クマ用の電気柵を取り付けているが最近では、クマがその電気柵の下を掘って畑に入ってくる。サルを追い払うために花火を鳴らす方法の講習も行われている」とのこと。クマ忌避剤“熊にげる”りんご研究所参観デーで紹介されていた。  

 

国の事業総務省ふるさと財団)で作られたもので、忌避実験は東京大学名誉教授谷田貝光克(やたがいみつよし)しの指導で行われている。とのこと。畑などではペットボトルに入っているものを、一部切り裂いて数本吊り下げておく。携帯用は腰・リュックなどに吊り下げて使う。天然由来のカプサイシン(唐辛子成分)と木酢液作られ、クマはこの匂いで忌避するのだそうだ。ぜひこうしたものもクマを寄せ付けない対策として多いに活用したらどうだろうか。

 

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