核ごみ映画と食事

2 4月

先日3月26日までの上映だった映画「地球で最も安全な場所を探して」を観ました。

県庁近くの映画館で夜の部は6時40分ということでしたので、夕食をとって映画館に行きました。

毎日のように県庁に行っていても、近くで食事をとることはほとんどありません。それでぶらぶら食事ができるとこがないか探して歩きました。

居酒屋風はまあまああるのだけれど、お酒を飲むわけでもないしと思いつつ、探しましたが、店休業中の張り紙がなんて多いことか改めて、業者の皆さんの苦悩を感じました。

それでも、一軒の素敵なレストランに一人入ってみました。ちょっと高級なレストランでしたが、すべて県産の材料を使った美味しそうなメニューの中から注文しました。

待っている間にすぐそばに設置してあるピアノ演奏が始まりました。若い女性による演奏です。最初に弾いた曲が私もピアノの練習を始めた「いのちの歌」でした。とてもお上手でその後も素敵なメロディーが続き、音楽を聴きながらおいしい食事をし、とても癒されるひと時となりました。

さて映画は、

英国出身・スイス在住の核物理学者で、国際的に廃棄物緒上問題専門家としても高名な原発推進論者のチャールズ・マッコンビーと反原発のスイス人映画監督が、この問題を解決するため、アメリカ・ユッカマウンテン、英国・セラフィールド、中国・ゴビ砂漠、青森県六ケ所村、スウェーデン、スイスなど世界各地の最終処分場やその候補地をめぐるたびに出る。

実際の映像をもとに、10万年にわたって人間や環境に害を与えない安全な場所に保管する必要がある高レベル放射性廃棄物をこの地球上に安心して保管する場所を探すのですが、答えは「容易ではない」ことを示しています。

「地層処分しかない」と考え、核ごみを10万年は安定して保管できる地層を探しますが、ほぼどこでも地下水の問題に直面します。放射性廃棄物が地下水に流れ出し、環境汚染する危険です。

日本でも、北海道の寿都町や神恵内村で調査に手を挙げていますが、地元をはじめ北海道の市民の反対運動が広がっています。

海に囲まれた日本は、地下水が豊富で、4つのプレート上に載った地震多発の火山国であり、適地などないといわざるを得ません。

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