原子力施設県議団で調査

9 6月

<5月22日>

説明を受けた内容を一部紹介

●大間原発視察・・・概要敷地面積・約130万平方メートル、原子炉型式・改良型沸騰水型軽水炉、燃料・濃縮ウラン及びウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)、基準地震動650ガル

現在 総合進捗率37.6%、新規制基準の適合検査中  プルサーマル計画の元最大年間1,7㌧のプルトニウム消費可能(六ケ所再処理工場フル稼動で抽出量年間6.6㌧の4分の一程度 )、エネルギー基本計画の中の原子力の位置づけ20 ~22%達成のための重要な発電所。

本格稼働した際 初年度0~264体 取り換え0~872体

建設方法は「がん着」という固い岩盤の上に建てる工法)地下水を切っている。41時間連続してコンクリート打設(原子力建屋基礎)、取水と排水時の温度差は7度とする。

質問で

・活断層については、審査の途中。敷地の中には、シーム粘土層に。活動していないという明確な否定できない。断層ではないだろう。敷地の外は隆起が相対的に早い。妥当性について補足するよう言われている。

・年内目指して安全強化対策工事はじめ5年、試運転1年計6年で稼動目指す。

・MOX燃料は、日本の使用済み核燃料再処理しているフランスより搬入される

 

原子炉建屋(水色の線あり)   原子炉格納容器モジュール保管庫(屋根白)

取・放水設備(かまぼこ型)

 

大間で昼食

●東通原発視察・・・出力 沸騰水型軽水炉(BWR)110万キロワット1基、改良型沸騰水型軽水炉(ABWR) 138万5千キロワット3基

東北 1号(BWR)着工1998年12月 運転開始2005年12月(2011年~発電ゼロ
2011年3月11日の東日本大震災の際には、第4回定期検査中で発電を停止していた。地震・津波による発電設備への被害はなかったが、それ以降発電は停止している。現在、再稼働に向けて、国の原子力規制委員会による新規制基準適合審査への対応、同基準および、最新の知見を踏まえた安全対策工事中。

2号(ABWR) 着工・運転開始未定

東京 1号(ABWR) 着工2011年1月 運転開始未定
2号(ABWR) 着工・運転開始未定

<東北電力発電所について聞きとり>

・取水は、おこっぺ川から、排水は海へ。

・地震津波審査(プラント審査の準備中)

・基準地震動は600ガルから700ガルに変。

・津波12㍍を想定しているが、海抜13メートルにあり、防潮堤(砂とセメント)3メートルの計約16㍍で対応。防潮堤は2㌔。

・空気の排気は111㍍の煙突から行う。

・2005年から2010年稼働し使用済み核燃料はプールで600体保管(26度で管理)している。(貯蔵可能容量は3300体)

・社員は242人・構内協力会社従業員488人(再稼働したら増やす)

・燃料は760体(燃料棒は9本×9列)、制御棒を抜くと核分裂が始まる。制御棒は185本(半分抜くと臨界が始まる)

・ウランの鉱石はカナダから仕入れ、アメリカ・日本が濃縮し使用する。

 

5月23日

日本原燃施設視察・・・視察調査内容は後日まとめ報告します。

再処理工場を視察しましたが、写真は撮れないのでこれはPRセンターで説明を受けた時の写真

むつ中間貯蔵施設

貯蔵施設内にて眼鏡とヘルメット着用で説明を受ける。ひんやりと寒かったです。

 

 

 

22日夜は下北にて、反原発市民団体の方々と意見交換しました。

 

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