訪台ミッション団二日目調査3 青果物輸入業者

8 12月

11月12日 青果物輸入状況調査に、台湾瓦克國際(股)公司(青果物輸入業者)ヒアリング行われる。対応された方は、台湾瓦克國際股ふん有限公司 購買部長 李昭志氏。

青森りんごの輸入状況の説明について

「2011年産から2018年、この数値が増えている。でも、2016年産と2017年産は増えたが、2018年産の時は少し落ちてきた。トキという品種が台湾の消費者に愛されていたのだが、台風が来る前に早く収穫したためにおいしくなかった。それで味の問題でもう2度と買いたくないという声も聴いた。
次の問題は、価格の問題で、台湾の経済状況が厳しくなり、価格が高すぎると買う人が大分減ってきた。一昨年より10%くらいアップした。これが販売に影響し去年の10月、11月結構いっぱい入港して12月少し落ち着いた。あまり輸入しなかった。在庫がいっぱいあったので。
1月は7000トンぐらいきた。台湾の旧正月は2月なので贈答用として綺麗なりんご、日本のきれいなりんごと言ったら青森産のりんご。
年寄りの方から聞くと、みな日本の美味しいリンゴと言ったら有袋フジとか世界一ですね。
これからは若い人にも買ってもらいたいが所得が多くないから、青森のリンゴを買ってくれる平均の割合は少ない。

一番良いものはお客様に差し上げます。逆に自分はこういう高いものは買わない。買う人は食べない。差し上げるので。いったんもらったら買わない。上の偉い人はもらうので買わない。

だから、一般の台湾人は日本のりんご確かに食べるチャンス、機会あまりない。高すぎて買えない。世界一も有袋ふじも味はわからない。食べたことないから。

でもWTOに加盟してから関税が安くなり、すべてのリンゴ解禁したのでサンふじも入ってきた。本当に安かった。その他、王林、金星、サンふじを初めて輸入した。なかでもサンふじは味がすごく美味しい。だから、一般の人もこれを買えるようになってきた。ワックスしていないから健康にも良い。

青森産の流通状況は、贈答用は高級スーパー。たとえば三越百貨店のスーパーとかSOGOさんとか。町の小売屋さんの専門店もあります。そして最近はインターネットで果物を買う人も結構増えてきた。

小ぶりのサンふじだったら街の果物屋さんとか、RTマートとか、カルフール、こういう量販店で扱っている。

日本の青森産りんごにやっぱり有袋ふじとか綺麗なりんごが絶対存在する必要ある。人で不足で袋をかけずに全部サンふじになったらある意味特徴がなくなってしまう。アメリカのリンゴと一緒じゃないかと思う。日本のリンゴの誇りはここですよ。でかいとか外観がきれいなのは日本の技術です。特徴がなくなったら意味がない。

残りの部分は価格戦争。価格戦争になったらアメリカに負ける。だから高級感の維持でよいリンゴが必要です。

味については、トキが3,4年前に入ったばかりですが美味しいからリピーターがきます。逆に美味しくなかったら二度と食べたくなくなる。注意が必要。王林は収穫する時は青色だが、食べごろは黄色ということを教育しないとダメ。

外国産のリンゴと言ったら、アメリカ、カナダ、韓国、フランス、ドイツ。こうきゅうの分野は日本産が一番。庶民に食べられるのはアメリカ産。安いから。日本の半額か3ぶんの2位。アメリカ産は全部サンふじなので、影響を受けるとするとサンふじですね。

韓国産が少しずつ栽培技術をあげてきています。そして、一つずつ洗って袋に入れて売るので衛生的でそのまま食べられますよと強調しています。しかし、反韓の感情があるのであまり売れないが、日本の偽物として使われます。田舎のの方ではのはなしですが。

というわけで熱く語ってくださいました。しかし半分くらいはご紹介できませんでした。

 

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