今日3月19日定例県議会中の常任委員会が行われ、知事提案の付託案件と所管事項についての質問をしました。
質問内容は以下の通りです。
【付託案件】
問○ 議案 第29号 青森県砂防指定地における行為の規制に関する条例の一部を改正する条例案について
(1)条例の改正内容について伺います。
再)今回の条例改正に至った経緯について
(2)小水力発電について推進すべきと考えますが、占用申請に対してどのような条件で許可するのか伺います。
再)実際に青森県や全国で小水力発電がどのくらい実施されているのか
※岡山県西粟倉村(にしあわくらそん)では再エネで村おこしを進め、バイオマス発電や地域熱供給センターの他に、出力290kwの小水力発電所「めぐみ」は、1966年から動いていた古い発電所を更新し、14年から稼働しており1.8㌔上流から取水。屋久70㍍の落差をいかして発電。更新経費はゼロ。発電した電気は中国電力に売り、20年稼動で14億円の収入となっているそうです。青森県でも多数の小水力発電が設置される様県としても支援していただきたい。
問○ 議案31号 青森県営柳町駐車場条例の一部を改正する条例案 及び議案32号
青森県営駐車場条例の一部を改正する条例案 PFI事業の内容について
※5期目の指定管理者が終了することを受けて、PFI方式で新たな業者を選定するということですが、2018年のPFI法改正によって、PFIを担当する民間事業者を「公の施設の指定管理者」として指定する際に地方自治法244条の2以下により踏むべき手続きを簡素化し、施設利用料金の設定などを地方自治体への届け出だけで進め、議会承認は事後報告だけで済むようにしました。これは住民自治の根幹である地方議会と住民の民主的統制の大きな後退であり、利用料金の住民負担が増加する恐れがあります。
(1)応募者の参加資格要件について伺います。
※青森県に本社があることを条件にすることは当然と言えるが、あくまでも企業としての利益確保が必要となるため、現場の経費削減が進みサービス低下が危惧される。
(2)駐車場における管理員の配置について伺います。
再)PFI事業になることにより、管理員配置についてどうなるのか
※人的経費の圧縮で、これまでの管理員配置の条件や処遇の後退も十分考えられる。
(3)青森県内の駐車場におけるPFI方式の導入について伺います。再)3億円もかかる大規模改修などを行うことが想定されているようだが、その費用はどのように捻出するのか
再)独立・採算式ということであれば、駐車料金の値上げにつながらざるを得ないと考えるが。
※冒頭にも話したように、民間企業の利益を生み出すことにならざるを得ず、工事費や人件費にしわ寄せが来ることは間違いない。
問○ 議案第37号 青森県特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例案について
(1)特定公共賃貸住宅の概要及び入居状況について伺います。
(2)条例改正の概要について伺います。
再)国の通知では保証人をゼロにしてより公営住宅に入りやすいようにとなっているが、保証人を付けることにした理由は
再)特定公共賃貸住宅の滞納者の状況は
(3)特定公共賃貸南桜川団地を廃止することとした理由について伺います。
再)南桜川団地の部屋数はいくつで、入居減少傾向はいつごろから
再)今後現在の特定公共賃貸住宅についての運営方針について
【所管事項】
問○ 腰巻川の河川改修について
※1月の委員会でも取り上げさせていただきましたが、その際「今年度 概略設計を踏まえて鉄道事業者と協議する。来年度以降詳細設計などを行い、地域住民への説明会を行う。着工時期は来年度行う平川改修工事、その後行う引座川・大和沢川改修工事後 工事着手となる」との答弁でした。
着工は数年先になる模様ですが、それでもそれに向けての準備を滞りなく進めていただきたいと思っています。そこで
●腰巻川の河川改修について、今年度行うこととしていた鉄道事業者との協議の状況について伺います。
再)平成30年度の9月議会で答弁のあった河川の断面形状・ルートの再検討・鉄道交差部周辺の地質調査というのはどの程度進んでいるのか
※少なくとも次の段階の「詳細設計などを行い、地域住民への説明会を行う。」ことを着実に行うよう求めます
問○ むつ小川原港における洋上風力発電について
※現在青森県内には、むつ小川原港洋上発電事業の他に、つがる西、つがる、青森西北沖、横浜町、陸奥湾のそれぞれ事業者が計画を持ち、アセス手続きがなされ、むつ小川原洋上風力発電はアクセス準備書という状況です。
(1)港湾計画に「再生可能エネルギー源を利用活用する区域」を設定した経緯について伺います。
(2)洋上風力発電事業の進捗状況について伺います。
再)青森県における他の区域で、港湾に洋上風力発電事業を計画する条件のある所はあるのか。