文学丘まつり1部

13 10月

10月11日 弘前市石川にある文学の丘で、文学の丘まつりが開催されました。

主催は民主文学弘前支部です。私が支部長をしています。今年は天気に恵まれ晴天の下で開くことができました。今年は、創立者のお一人である津川武一氏の生誕110周年ということで2部は健生病院医師の坂本隆氏にご講演いただきました。演題は「津川武一とアルコール医療」でした。

今年はそういうこともあり、津川先生とゆかりのある方々が大勢集まってくださいました。

  

我が夫のも刻まれています。

 

第31回文学の丘まつり挨拶

2020年10月11日

安藤晴美

 

民主文学(日本民主主義文学同盟)弘前支部は、1966年に津川武一、三上斎太郎、武藤篤司(とくじ)、佐久間雄二など13名のメンバーで創立し、今年で54年となる歴史ある支部です。

初代支部長に津川武一、そして武藤とくじ、阿部誠也、山田大輔と続き現在私安藤晴美が担っています。中でも事務局長20年、支部長20年と長きにわたって会の牽引車として活躍されてきたのが阿部誠也氏です。その阿部誠也氏も2018年に他界され、その後支部長を引き受けられた山田大輔氏は、事務局長・編集長との兼任は難しいということで、私安藤晴美が支部長を担うこととなりました。

 後半の書き手の中心を担ってきた阿部誠也氏、兵頭勉(本名金崎昭三)、佐藤豊彦氏も他界され、弘前民主文学の新しい書き手となった神田健作氏が「映画で語る時事随想」11回目を最後に今年突然亡くなられ、とても残念でなりません。心より哀悼の意を表します。

 文学とは、何だろうと自分に問うことがあります。

以前兵頭氏が文学教室で紹介されたのは「人間に対する圧倒的な肯定である。」「小説の新しさとは、新しい現実に対する新しい批判の目のことである」ということ。

そして、小説を書くとは「今を生きる人間を書く」ことだと教えられました。

 まったくもって文学に没頭することなどできない私にとってすれすれギリギリのところで民主文学にぶら下がっている身ではありますが、今の政治の転換期「野党連合政権を目指す総選挙に」という夢を、自分たちのところに引き寄せることができる寸前にあるこんな情勢に、今を生きる私たちの心情・苦しさ・頑張り・友情などを、心の叫びとして、どんな形でもいいから文学に載せていく。その砦となるべくがこの民主文学であるという自覚をもって皆さんと共に頑張る決意です。

今年は、文学者として又東北初の日本共産党の衆議院議員として活躍された、この民主文学創設者である津川武一氏の生誕110周年という記念すべき年であります。この後の2部で藤代健生病院名誉院長であります坂本隆氏にご講演をお願いしております。ぜひとも2部の方もご出席いただきますようお願いいたしまして、文学のてのご挨拶といたします。

 

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