10月19日
① 幌延深地層研究センターへ。
朝、新千歳空港に向かい、稚内空港に飛びました。空港からレンタカーで約1時間走り目的地に到着。
空港から走ると周りは牛の放牧地が広がっていました。昼食をとれそうな場所が見つからず、結局幌延深地層研究センターについてしまい、そこで聞いて隣のトナカイ牧場で昼食をとることができました。研究センターの方々もここに食事に大勢来られていました。またセンターを訪れる学生たちも来
ていました。
研究センターの隣にこういう施設があるのは見学者が来やすいようにするためなのでしょうか。中にはサンタさんがいました。
いよいよ研究センターに到着。
ゆめ地層館の中の展示物を見ながら説明を受けました。
地下施設のある建物の入り口で説明を受けました。
350㍍まで降りるエレベーターの前で説明を受けました。今は400㍍mでの掘削工事をしているため下まで降りることはできませんでした。
下の写真は調査を終えて帰るときに写していただきました。
核燃料サイクル施設で発生する高レベル放射性廃棄物は300メートルより深い地層処分することになるため、その地層を研究し適地とされる場所が決まったらここの研究が生かされ処分場がつくれることになります。
現在は地下350メートルまで掘られさらに500メートルまで掘る計画だそうです。
立坑のエレベーター入り口や、水処理施設などを視察。所長さんはじめ研究者の方々から研究内容など丁寧な説明を受けました。
研究が終わると埋め戻されるそうです。有意義な視察となりました。
次は展示物などの紹介です。
ガラス固化体の容器を覆う金属ですね。
穴を新たに掘り進めているため地下に降りることはできませんでした。
これは350㍍下をのぞくことができる穴。
高レベル放射性廃棄物の最終処分地は一向に定まる見込みが持てない状況ですが、いずれにしても現在すでに高レベル放射性廃棄物は存在するものですから最終地に地層処分するための研究を進めることは必要です。そういうことからこの研究施設を調査できたことは有意義でした。